2月17日公開『被ばく牛と生きる』

被ばく牛と生きる公式サイト

知られざる農家の決意、軌跡に心を揺さぶられるドキュメンタリー。

福島第一原発事故から1ヶ月後、国は20km圏内を“警戒区域”に指定、立入を厳しく制限した。強制避難を強いられ明日をも見えない農家は、涙をのんで従うしかなかった。震災発生当時に約3500頭いた牛は、牛舎につながれたまま残され約1400頭が餓死した。5月、農水省は、放射能汚染された食肉を流通させないため、20km圏内にいる全ての家畜の殺処分を福島県に通達し、生き残った牛の大半が薬殺された。しかし、その殺処分の方針に納得できず、牛を生かし続けようとする畜産農家が現れた。ある農家は被曝を覚悟で住んではならない居住制限区域で暮らし、別の農家は2日に1回60キロ離れた二本松市の仮設住宅から通い続けた―。
本作は、故郷も仕事も奪われ、それでも経済価値のない牛を生かし続ける農家の静かな闘いとふるさとへの思いを見つめ、生き物の命の尊厳を問う渾身のドキュメンタリー。

 

監督・編集:松原保
プロデューサー:榛葉 健

ナレーション:竹下景子
出演:吉沢正巳、山本幸男、池田光秀、池田美喜子、柴開一、渡部典一、鵜沼久江、岡田啓司