4月14日公開『花咲くころ』

花咲くころ公式サイト

世界中で数多くの受賞に輝くジョージア映画の新しい風。戦火の不安のなかで強くのびやかに生きる少女たちを清冽に描く。

伝統あるジョージア(グルジア)映画は『放浪の画家 ピロスマニ』『落葉』等、数々の名作を生んできたが、1991年にソ連邦から独立後、内戦、紛争が次々と起こり、社会も経済も大きな打撃を受けて、国内は荒廃し、輝かしい映画の伝統は断たれた。しかし近年、映画は見事に復活をとげてゆく。新しい世代の作品が、世界の映画祭で数多くの受賞を果たしていった。『花咲くころ』は、ベルリン国際映画祭国際アートシアター連盟賞を初め、世界中の映画祭で高く評価され、30もの受賞を果たした。ジョージア国内が混乱した1992年の春から初夏にかけて、首都トビリシを舞台に、14歳の少女ふたりの成長を清冽な映像で描いている。監督はナナ・エクフティミシュヴィリとドイツ出身のジモン・グロス。彼女の少女時代の思い出をもとに脚本は書かれ、映画は厳しい時代を生きる庶民の表情を映すとともに、戦争や暴力の不毛さ、女性の権利についても主張する。
1992年春、独立後に起こった内戦のきな臭さが残るジョージアの首都トビリシ。父親が不在のエカは母親と姉の干渉に反発を感じている。親友のナティアの家庭はアル中の父親のためにすさんでいた。生活物資は不足しがちで配給には行列ができているが、ふたりにとっては楽しいおしゃべりの時間だった。ナティアはふたりの少年から好意を寄せられている。ある日、ナティアはそのひとりラドから弾丸が入った銃を贈られた……。

 

★2013サラエボ映画祭グランプリ・最優秀主演女優賞★
監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス
出演:リカ・バブルアニ、マリアム・ボケリア、ズラブ・ゴガラゼ、ダタ・ザカレイシュビリ