6月15日[土]公開『ビューティフル・ボーイ』

ビューティフル・ボーイ公式サイト

堕ちていく息子を信じ続けた8年間。ジョン・レノンの名曲が彩る、痛ましくも美しい愛と再生の記録。

『君の名前で僕を呼んで』で世界中を魅了し、アカデミー主演男優賞にノミネートされた、ハリウッドが今最も期待する俳優ティモシー・シャラメ。待望の最新作は、8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、現在はNetflixの人気ドラマ「13の理由」の脚本家として活躍する人物と、彼を支え続けた家族の物語。破滅の道を突き進む息子ニックを、シャラメが卓越した演技力で表現。堕ちていく姿までも美しく、若さの中に秘められた危うさから1秒たりとも目が離せない。息子を信じ続ける父親デヴィッドを『フォックスキャッチャー』での演技も記憶に新しいスティーヴ・カレルが、苦悩と葛藤を滲ませながら熱演。抑えた演技の中で、無償の愛と慈しみを与える姿に誰しもが胸をつかれるだろう。タイトルは、1980年に発表されたジョン・レノンとオノ・ヨーコの最後のアルバム『ダブル・ファンタジー』の収録曲「ビューティフル・ボーイ」から。当時5歳になる愛息ショーン・レノンに捧げたこの曲は、劇中でも子守唄として象徴的に使用され、父デヴィッドの心情とシンクロする。原作は、13回の依存症再発のため7つの治療センターを訪れた8年間の軌跡をデヴィッドとニックそれぞれの視点から描いた2冊のベストセラー回顧録。異なる2つの視点を統合して見事な1本のドラマを完成させたのは『オーバー・ザ・ブルースカイ』でアカデミー賞外国語映画賞ノミネートを果たしたフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督。製作は『ムーンライト』『それでも夜は明ける』など上質かつ見応えのあるドラマを産み出し続け、今やオスカー常連となっているブラッド・ピット率いるプランBエンターテインメント。実話が元になっているが故の残酷なまでにリアルな様を、克明に描く。

監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
アメリカ/120分/R15+