2月27日[土]公開 『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

ザ・バンド公式サイト

ミュージシャンが愛したミュージシャン、ザ・バンド。その衝撃的デビューから解散<ラスト・ワルツ>まで、今すべてが語られる――

2016年、ザ・バンドの中心メンバーだったロビー・ロバートソンがその人生を振り返った「ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春」(日本ではDU BOOKS刊)を出版した。そして、本の出版から3年後に待望の映画化が実現。本では軽快な筆致を見せていたロバートソンが、今度は自身の声で過去のさまざまな出来事を振り返る。音楽界に大きな影響を与え、今も人々の記憶に深く刻み込まれている“唯一無二”のバンド。彼らの誕生と栄光、伝説の「ラスト・ワルツ」の解散コンサートまで、その数奇な軌跡をロバートソンが自らの言葉で語りつくす。すべての音楽ファンに捧げられた感動的なドキュメンタリーが遂に完成した。
ザ・バンドを敬愛するミュージシャンは多く、新しい音楽をクリエイトしてきた大物ミュージシャンたちが特別ゲストとして登場。若き日にザ・バンドの初アルバム、「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」を聴いて、ショックを受けた、と語るのが、ボスの愛称で知られるアメリカン・ロックの雄、ブルース・スプリングスティーン。一方、“ギターの神様”、エリック・クラプトンは彼らの音にほれ込み、ウッドストックに出向いて、グループへの加入を切望したことを告白する。他にもソウルフルな歌声で知られるヴァン・モリソン、ザ・ビートルズの元メンバー、故ジョージ・ハリソン、知性派ミュージシャンのピーター・ガブリエル、ベテラン・ブルースマンのタジ・マハール等、音楽界の重鎮たちが次々に顔を見せ、ザ・バンドのオリジナルな魅力を振り返る。また、若き日のスプリングスティーンやクラプトンの写真も使われ、ロックが革命的だった60〜70年代の記憶も鮮やかによみがえる。今回で製作総指揮を担当しているのが、ザ・バンドの解散コンサートとらえた傑作『ラスト・ワルツ』のマーティン・スコセッシ監督。彼はコメンテイターとしても出演している。ロックに深い見識を持つ彼は原作となった自伝を「追憶と驚異の書」と呼び、絶賛している。映画には『ラスト・ワルツ』の映像もドラマティックに登場し、バンド解散前の危うい状況が見る人の胸を打つ。

監督:ダニエル・ロアー
出演:ザ・バンド、マーティン・スコセッシ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ロニー・ホーキンス、ヴァン・モリソン、ピーター・ガブリエル、タジ・マハール、ジョージ・ハリスン
2019年/カナダ・アメリカ/101分/ドキュメンタリー