3月13日[土]公開 『FUNAN フナン』

FUNAN フナン公式サイト

第42回アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ受賞。1970年代激動のカンボジアを生き抜いた、ある家族の物語。

監督、脚本はNetfilxとの提携も発表された名門アニメーションスクール、ゴブラン・レコール・デュ・リマージュ出身のドゥニ・ドー。フランス生まれでカンボジアにルーツを持ち、自身の母親の体験を基に、クメール・ルージュの支配とカンボジアの人々の抵抗を描いた。長編初監督作品ながら、“高畑勲監督の名作『火垂るの墓』に続く芸術的な大作”(Variety)、“アニメーションの可能性を広げた”(Indiewire)など、世界中で高い評価を受け、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭で見事グランプリを獲得し、エミール賞では脚本賞とサウンドデザイン賞を受賞した。アートディレクターには『怪盗グルーの月泥棒 3D』で主要アニメーターを務めたミッシェル・クルーザ。声の出演には、主人公のチョウを『アーティスト』のベレニス・ベジョ、チョウを支える夫のクンを『グッバイ・ゴダール!』のルイ・ガレルが演じる。作品のタイトル‘フナン’とは、1世紀から7世紀にかけて現在のカンボジアやベトナム南部周辺で栄えた古代国家の名称、扶南(フナン)でもある。
カンボジア、1975年4月。武装組織クメール・ルージュによるプノンペン制圧のニュースを境に、多くの住民が強制労働のため農村に送られる。一家で農村へ移動する道中、息子ソヴァンと離れ離れになってしまった母親のチョウ。農村での革命組織(オンカー)の監視による過酷な労働や理不尽な扱いは、彼女と夫クンを、そして共に生活する家族を一人、また一人と追い詰めていく。しかし、チョウは決して諦めない。生き延びて、最愛の息子を取り戻すため―。

監督:ドゥニ・ドー
声の出演:ベレニス・ベジョ、ルイ・ガレル
2018年/フランス・ベルギー・ルクセンブルク・カンボジア/87分