4月17日[土]公開 『クラッシュ 4K無修正版』

クラッシュ 4K無修正版公式サイト

問題作であり唯一無二。異形の傑作がクローネンバーグ監督自身の監修により完全体でよみがえる。

SF作家J・G・バラードによる同名小説を、『ザ・フライ』(86)、『裸のランチ』(91)などで知られるカナダの鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が映画化。自動車事故により性的興奮を覚える人々を描いた危険度100%究極の偏愛を題材にした傑作が、製作から25年を迎え鮮烈に帰ってくる。当時、審査委員長を務めたフランシス・フォード・コッポラからは反対されるも、第49回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。フランスの映画雑誌「カイエ・ドゥ・シネマ」が選ぶ1996年の映画ランキングで堂々の1位を獲得。さらにマーティン・スコセッシ監督が選ぶ1990年代のベスト映画にもランクイン、と数々の称賛を浴びる一方で、その過激な性描写が問題視され、イギリスの新聞「デイリー・メール」紙が1面で上映禁止を呼びかけるなど、賛否両論を巻き起こした。今回の上映素材は、長らく消失したと思われていた35mmオリジナルネガがカナダで発見されたことを機に3ヶ月かけて撮影を手掛けたピーター・サシツキー監修のもと4K化し、クローネンバーグが最終承認を与えた素材である。
全編の8割以上がセックスシーンである本作へ果敢に挑んだのは、主人公ジェームズ役に、『セックスと嘘とビデオテープ』(89)のジェームズ・スペイダー。貪欲に自身の欲望に没頭するヘレン役に、『ピアノ・レッスン』(93)のホリー・ハンター。ボンテージファッションに身を包む女性ガブリエルにロザンナ・アークエット。その他、ジェームズの妻キャサリンにはデボラ・カーラ・アンガー。彼らを結びつける謎の男ヴォーンにはイライアス・コティーズなど個性豊かな俳優陣が集結。死と隣合わせの危険な快感への目覚め、人体損壊と車体の破損への欲求と美意識……。後戻りできない世界にどこまでも堕ちていく姿を、クローネンバーグならではの映像世界で描ききった異常に満ちた唯一無二の傑作。危険な欲望への扉が、ふたたび開かれる。

監督・製作・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・スペイダー、ホリー・ハンター、イライアス・コティーズ、デボラ・カーラ・アンガー、ロザンナ・アークエット
1996年/カナダ/100分/R18+

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