2月4日[金]公開 『夜空に星のあるように』

夜空に星のあるように

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カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を2度受賞!ケン・ローチ監督の記念すべき長編映画デビュー作が53年の時を経てスクリーンに!

80歳をこえて尚、新作を発表しているケン・ローチ監督はデビュー以来一貫してリベラルの立場に寄り添った映画作りで世界の映画人からリスペクトされている巨匠だ。2000年代に入って「麦の穂をゆらす風」(06)、「わたしは、ダニエル・ブレイク」(16)の2作品がパルム・ドールに選ばれたのが何よりの証。格差社会、貧困、人種差別といった社会問題を取り上げ、労働者階級やときに第三世界からの移民たちの日常を徹底したリアリズムで描いてきたローチ監督は右派サッチャー政権下では不遇の時代を迎えていたが、90年代以降大復活を遂げた不屈の映画作家である。プロ・アマ問わないキャスティング、ロケ撮影中心、大胆なシーンの省略、即興性等、監督の映画に見られる特長は処女作である本作においてすでに顕著である。夢と現実のはざまで揺れ動きながら生き抜こうとする女性ジョイを静かに見つめる監督の視線の温かさは、半世紀以上経った今も不滅の輝きを放って私たちに感動を与えてくれる。

ロンドンの労働者階級に生まれた18歳のジョイは、泥棒稼業で生計を立てている青年・トムと成り行きで結婚し妊娠、出産する。ところが、トムは赤ん坊に無関心ですぐ彼女に手をあげる始末。トラブル続きのある日、トムが逮捕され、ジョイは叔母の家に厄介に。そこに夫の仲間だったデイヴが訪ねてくる。やがて彼女は優しいデイヴに惹かれ一緒に幸せな日々を送るが、彼もまた逮捕されてしまう。獄中のデイヴに手紙を書き続けながらジョイはまだ幼い息子ジョニーとともに懸命に生きていくが――

監督・脚本:ケン・ローチ
音楽:ドノヴァン
出演:テレンス・スタンプ、キャロル・ホワイト、ジョン・ビンドン、クイーニ・ワッツ、ケイト・ウィリアムス
1967年/イギリス/102分

【上映】2/4(金)〜2/17(木)

【料金】通常料金