5月13日[金]公開 『アネット』

アネット

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★2021年カンヌ国際映画祭 オープニング作品 監督賞受賞

愛の大渦に呑み込まれる、ダークファンタジー・ロック・オペラ!唯一無二の監督カラックスのとてつもない傑作!

レオス・カラックスは唯一無二の監督である。彼の映画は誰の作品にも似ていない。まるで流れに逆行するかのように一作ごとに作風や文体を変えるので、自分自身の映画にすら似ていない。その物語はいつもどこか神話のようでもあり、説明可能なことと不能なことが混ざり合い、謎に答えはない。そのときどきに作者が抱えていた思考や感覚が不思議な夢のような形で物語られるのだ。カラックスは23才の時、長編第1作『ボーイ・ミーツ・ガール』(84年)をカンヌの批評家週間に出品。自身の分身といえるアレックスの閉ざされたロマンティシズムを夜の闇に描いてヤング大賞を受賞し、「恐るべき子供」「神童」と騒がれた。そのカラックスもすでに60才。今回は“偶像破壊的”なバンド・スパークス(ロン&ラッセルのメイル兄弟)のオリジナルストーリーをもとに、ほぼ全編の台詞が(ベッドシーンまで!)歌われるロックオペラ・ミュージカルとして、独創的なダークファンタジーを創り出した。英語圏でも「本年の最もオリジナルな映画」「興奮させる傑作」「壮大な実験」と軒並み評価が高い。

映画は非凡なオープニングシーンから始まる。

スパークスがスタジオで演奏準備をしていて、コンソール側のカラックスがタバコ片手に開始を指示する。その脇には本作が捧げられた娘ナスチャの姿。演奏が始まるとすぐにスパークスと監督親子は夜の街に歌いながら出て行き、主演のアダム・ドライバーとマリオン・コティヤールにサイモン・ヘルバーグも合流し、彼らが衣装を着ると物語の世界が始まる。

悲劇的な死のオペラを歌うソプラノ歌手アンと挑発的な人気スタンダップ・コメディアン、ヘンリー。美女と野獣のようなセレブ・カップルはメディアや群衆の注目と称賛の的になるが、理想的メロドラマとみえた関係は、スパークスの不吉でアイロニカルな楽曲に導かれ、不気味でピカレスクな世界に入り込んでいく。ヘンリーは深い闇に吸い込まれ、デモーニッシュな運命に翻弄されていく――。

監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス
歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
出演:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール、サイモン・ヘルバーグ
2021年/フランス・ドイツ・ベルギー・日本/140分/PG12

【上映】5/13(金)〜5/26(木)

【料金】通常料金