5月27日[金]公開 『なれのはて』

なれのはて

公式サイト

2020東京ドキュメンタリー映画祭 長編部門グランプリ・観客賞受賞。
喧騒と熱気渦巻く生温かいカオス、フィリピンのスラムへようこそ。帰国することを諦めた日本人男性たち―“困窮邦人”と呼ばれる男たちの生活を7年間追い続けたドキュメンタリー!

マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。本作は、この地で寄る辺なく暮らす4人の老人男性の姿を、実に7年間の歳月をかけて追ったドキュメンタリーだ。半身が不自由になり、近隣の人々の助けを借りてリハビリする男、連れ添った現地妻とささやかながら仲睦まじい生活を送る男、便所掃除をして軒下に居候している男、最も稼げないジープの呼び込みでフィリピンの家族を支える男…。カメラは、彼らの日常、そしてそのまわりの人々の姿を淡々と捉えていく。

本作を監督したのは、原将人『20世紀ノスタルジア』、矢崎仁司『ストロベリーショートケイクス』、松井良彦『どこに行くの?』などの助監督を務めた粂田剛。当初はテレビ番組のディレクターとして、「困窮邦人」が番組になるのではと考え、フィリピンに通ってリサーチを続けていたが、内容的にテレビでは難しいと判断し、映画として発表することを決める。それから7年間、断続的に一人で現地に通い、彼らと交流を深めていく中でカメラを回し続けた。それぞれがそれぞれの理由で祖国に居場所を失った男たち。日本で生きていくことができない彼らが、なぜフィリピンでなら生きていけるのか?独居老人、孤独死の問題が日本で取り沙汰される一方、金もなく、若くもないのに裸一貫で海外に暮らす男たちがいる。明日の生活もみえず、とても幸福とは言い難いシビアな生活にも関わらず、彼らの表情は不思議と豊かだ。「自業自得」の果てに辿り着いたフィリピンのスラムで、男たちは何を見たのか?

監督・撮影・編集:粂田剛
2021年/日本/120分/ドキュメンタリー

【上映】5/27(金)〜6/2(木)

【料金】通常料金

【イベント】舞台挨拶開催

『なれのはて』舞台挨拶

■日時
 5月28日(土)15:20の回 上映後、舞台挨拶

 ※イベント上映回は招待券不可。

■ゲスト

粂田剛監督

1969年愛知県生まれ。東京都立大学人文学部社会学科文化人類学専攻卒業。フリーの助監督として原将人『20世紀ノスタルジア』(1997)、矢崎仁司『ストロベリーショートケイクス』(2006)、松井良彦『どこに行くの?』(2008)などに参加。その一方で、企業PR映像や教育映像、テレビ番組のディレクターとしても仕事を続ける。主な演出作品に『フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 第三夜 クローン人間の恐怖』(NHK BSプレミアム)、『珍盤アワー 関根勤の聴くメンタリー!』(BSフジテレビ)『ザ・ノンフィクション シフォンケーキを売るふたり』(フジテレビ)などがある。

■注意事項
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