7月22日[金]公開 『スープとイデオロギー』

スープとイデオロギー

公式サイト

『ディア・ピョンヤン』『かぞくのくに』ヤン ヨンヒ 待望の最新作

ついに母が教えてくれたおいしいスープのレシピと「済州4・3事件」の実体験。ひとりの女性の生き様をとおして国家の残酷さと運命に抗う愛の力を唯一無二の筆致で描き出す。

年老いた母が、娘のヨンヒにはじめて打ち明けた壮絶な体験―― 1948年、当時18歳の母は韓国現代史最大のタブーといわれる「済州4・3事件」の渦中にいた。朝鮮総連の熱心な活動家だった両親は、「帰国事業」で3人の兄たちを北朝鮮へ送った。父が他界したあとも、“地上の楽園”にいるはずの息子たちに借金をしてまで仕送りを続ける母を、ヨンヒは心の中で責めてきた。心の奥底にしまっていた記憶を語った母は、アルツハイマー病を患う。消えゆく記憶を掬いとろうと、ヨンヒは母を済州島に連れていくことを決意する。それは、本当の母を知る旅のはじまりだった。

監督は『ディア・ピョンヤン』『かぞくのくに』など、朝鮮半島と日本の悲劇的な歴史のうねりを生きる在日コリアン家族の肖像を親密なタッチで写し続けてきたヤン ヨンヒ。本作ではクレイ人形やアニメーションを駆使して母が語ってこなかった記憶を鮮やかにスクリーンに照らし出す。音楽監督を務めたのは『お嬢さん』『タクシー運転手 約束は海を越えて』など、名だたるヒット作を生み出してきたチョ・ヨンウク。なぜ父と母は、頑なに“北”を信じ続けてきたのか? ついに明かされる母の秘密。あたらしい家族の存在…。これまで多くの映画ファンを魅了してきた、あの〈家族の物語〉が、まったくあらたな様相をおびて浮かび上がる。

監督・脚本・ナレーション:ヤン ヨンヒ
エグゼクティブ・プロデューサー:荒井カオル
2021年/韓国・日本/118分/ドキュメンタリー

【上映】7/22(金)〜8/4(木)

【料金】通常料金

【前売券】全国共通特別鑑賞券:1300円

【イベント】舞台挨拶開催

『スープとイデオロギー』舞台挨拶

■日時
 7月23日(土)12:40の回 上映後、舞台挨拶
 ※イベント上映回は招待券不可。

■ゲスト

ヤン ヨンヒ 監督
大阪出身のコリアン2世。米国NYニュースクール大学大学院メディア・スタディーズ修士号取得。高校教師、劇団活動、ラジオパーソナリティ等を経て、1995年より国内及びアジア各国を取材し報道番組やTVドキュメンタリーを制作。父親を主人公に自身の家族を描いたドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』(05)は、ベルリン国際映画祭・最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)、サンダンス映画祭・審査員特別賞ほか、各国の映画祭で多数受賞し、日本と韓国で劇場公開。自身の姪の成長を描いた『愛しきソナ』(09)は、ベルリン国際映画祭、Hot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭ほか多くの招待を受け、日本と韓国で劇場公開。脚本・監督した初の劇映画『かぞくのくに』(2012)はベルリン国際映画祭・国際アートシアター連盟賞(CICAE賞)ほか海外映画祭で多数受賞。さらに、ブルーリボン賞作品賞、キネマ旬報日本映画ベスト・テン1位、読売文学賞戯曲・シナリオ賞等、国内でも多くの賞に輝いた。著書にノンフィクション「兄 かぞくのくに」(12/小学館)、小説「朝鮮大学校物語」(18/KADOKAWA)ほか。

 
荒井カオル エグゼクティブ・プロデューサー
長野県生まれ。日本国籍をもつ日本人男性。出版社勤務を経て、2005年にフリーライターとして独立。映画『スープとイデオロギー』の制作資金調達を務めつつ、被写体の一人として作品に参加する。

 

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