11月6日[金]公開 『十二単衣を着た悪魔』

十二単衣を着た悪魔公式サイト

現代のフリーターが突然『源氏物語』の世界で陰陽師に!?異世界トリップエンターテインメント!!自信を失ったネガティブ男子が、『源氏物語』の世界の中へタイムスリップ!美しき最強ヒロインに出会い、次第に変わっていく・・・!

原作は名脚本家・小説家の内館牧子の同名小説。『源氏物語』のヒール担当、ヒステリックな悪女の代名詞“弘徽殿女御”が実は早すぎたキャリアウーマンであった、という斬新な見立て。平安時代の美しき最強のヒロインが、現代ネガティブ男子を徐々に変えてゆく─。 監督は『嫌な女』(16) 以来4年ぶり、長編2作目となる黒木瞳。2012年の初版時から原作を愛読し、長年の映画化への思いを見事昇華させた。 優秀な弟に引け目を感じて大いに悩み、時空を超え『源氏物語』の世界の住人になってからも悪戦苦闘する青年・伊藤雷に扮したのは若手実力派俳優の伊藤健太郎。一方、ブレずに信念を貫く弘徽殿女御のカリスマ的なキャラを体現したのは、こちらも出演作が相次ぐ三吉彩花。初共演の2人のほか、伊藤沙莉、戸田菜穂、ラサール石井、伊勢谷友介、山村紅葉、笹野高史にLiLiCo、EXIT兼近大樹など個性豊かな豪華キャストが集結し、この新感覚ムービーを彩っている!

監督:黒木瞳
出演:伊藤健太郎、三吉彩花、伊藤沙莉、田中偉登、沖門和玖、細田佳央太、LiLiCo、村井良大、兼近大樹(EXIT)、戸田菜穂、ラサール石井、伊勢谷友介、山村紅葉、笹野高史
2019年/日本/112分

■前売券発売中■
ムビチケ:1500円

11月7日[土]公開 『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』

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1937年、ナチス・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。青年の成長とフロイトとの友情を描く、儚くも美しいかけがえのない日々。

ヒトラー率いるナチ・ドイツがドイツ国内の権力を掌握した1930年代。隣国のオーストリアにもその勢力は拡大し、当時の首相シュシュニックの抵抗も空しく、1938年オーストリアはドイツに併合される。本作は、そんな激動のオーストリア・ウィーンにやってきた17歳の青年と、精神科医ジークムント・フロイト教授との出会いと友情、そして若き青年にとっての初めての恋と成長を幻想的な映像美と共に描いた物語。原作はウィーン生まれの作家ローベルト・ゼーターラーの「キオスク」。2012年の発行以来ドイツで50万部を超える売り上げを記録したベストセラー小説待望の映画化。 青年フランツの人生に大きな影響を与える人物ジークムント・フロイトを演じたのは、ベルリン・天使の詩』『ヒトラー〜最期の12日間〜』の名優ブルーノ・ガンツ。遺作となった本作で、ナチスによる抑圧や、老いによる病に耐えながらも、友人としてうぶな青年の人生に華やかな彩りを添え、その成長を手助けする人生の師を見事に演じている。

監督:ニコラウス・ライトナー
出演:ジーモン・モルツェ、
ブルーノ・ガンツ、ヨハネス・クリシュ、エマ・ドログノヴァ
2018年/オーストリア・ドイツ/113分/R15+

11月7日[土]公開 『衝動 世界で唯一のダンサオーラ』

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若くして世界の注目を集めたダンスの申し子、ロシオ・モリーナ。ダンスに魅せられ、ダンスを追及し続ける彼女の創作活動の舞台裏に迫る!

スペイン芸術界最高の栄誉「スペイン国家舞踊賞」を26歳の若さで受賞。2018年にイギリスの舞台芸術の最高賞「ローレンス・オリヴィエ賞」ノミネート。伝統的なフラメンコをベースにしながら、革新的なスタイルでフラメンコの世界を押し広げ、世界的な評価を確立したロシオは、他の舞台芸術や現代アートの世界からも熱い視線を送られている。3歳でダンスに目覚め、恵まれているとはいえない体格をものともせず頂点に上り詰めた彼女は自らをダンサオーラと呼び、その天才的なリズム感、驚異的な身体能力、天性の芸術的感性で異次元のステージを繰り広げる。 本映画は、彼女のステージの創作現場を追ったドキュメンタリー。パリのエッフェル塔を臨むシャイヨー国立舞踊劇場での新作公演「カイーダ・デル・シエロ」の初演までの道のりに密着した。仲間たちとの創作、練習、そして圧巻の本番のステージ。フラメンコ界の重鎮、ラ・チャナやフェルナンド・デ・ラ・モレーナたちとの心震えるセッション。そして、家族や本人のインタビューを通して、彼女の心の内側にも迫る。

監督:エミリオ・ベルモンテ
出演:ロシオ・モリーナ、エドゥラルド・トラシエラ、ホセ・アンヘル・カルモナ、オルーコ、パブロ・マルティン・ジョーンズ、ラ・チャナ
2017年/フランス・スペイン/85分/ドキュメンタリー

11月7日[土]公開 『ジョーンの秘密』

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イギリス史上、最も意外なスパイの実話から生まれた衝撃作。

世界がミレニアムに浮かれていた2000年、英国では驚愕のニュースが国内を駆け抜けた。ソ連のKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれたと報道されたのだ。だが、人々に衝撃を与えたのは、その事実よりも容疑をかけられた“その人物”だった。私たちの隣に住んでいるような80代の老女だったのだ。ジョーンは信じられないほどの過去を隠し続けて静かな生活を送っていた…この数奇な実話をもとに、英国の作家ジェニー・ルーニーが書き上げ、ベストセラーとなった小説の映画化が実現した。ドラマチックな半生を、実の息子にも隠していたジョーンには、アカデミー賞に7度ノミネートされ、『恋におちたシェイクスピア』で受賞した、英国映画・演劇界の至宝、ジュディ・デンチ。若かりし頃のジョーンには、大ヒットシリーズ『キングスマン』で人気を獲得したソフィー・クックソン。恋と政治の駆け引きで彼女を翻弄するロシア人の恋人レオには、TVシリーズ「女王ヴィクトリア」のアルバート役で高く評価されたトム・ヒューズ。監督は、「マクベス」などジュディ・デンチの名作舞台を何作も演出し、絶大なる信頼を受けるトレヴァー・ナン。ジョーンは祖国を裏切ったのか、KGBに利用されたのか、レオへの愛のためなのか、それとも――スリリングな謎解きに息をのみ、クライマックスのジョーンのスピーチに、今を生きる私たちに深くつながる物語であることに気づかされる衝撃作。

監督:トレヴァー・ナン
出演:ジュディ・デンチ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ソフィー・クックソン、トム・ヒューズ、ベン・マイルズ
2018年/イギリス/101分/PG12

11月14日[土]公開 『mid90s ミッドナインティーズ』

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『ミッドサマー』『レディ・バード』のA24が贈る、90年代への愛と夢が詰まった青春映画のマスターピース!

2度のオスカーノミネートを果たした実力派俳優ジョナ・ヒルが監督としての才能を開花させたデビュー作。ジョナ・ヒル自身の半自伝的な10代の想い出をもとに珠玉の青春映画へと作り上げられた本作とタッグを組んだのは、日本での『ミッドサマー』の大ヒットも記憶に新しく、『レディ・バード』『ムーンライト』などアカデミー賞の候補作を続々と送り出すなど、世界中の映画好きから注目の的となっている気鋭の映画スタジオA24。懐かしくて新しい90年代への愛情と夢をたっぷりに描いた少年たちの成長物語はあらゆる世代の共感を呼び、全米4館からスタートしたにも関わらず1200スクリーン超まで拡大するスマッシュヒットを記録した。本作は、ジョナ・ヒル自身が子供時代を過ごし、タイトルにもなっている、本作の象徴的なキーワード"90年代"の雰囲気と感覚を再現するため全編16mmフィルムにこだわって撮影されていることも魅力の一つ。主人公スティーヴィーを演じるのは、『ルイスと不思議の時計』『聖なる鹿殺し』のサニー・スリッチ。母親ダブニー役に『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャサリン・ウォーターストン、兄のイアンに『ある少年の告白』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズと脇には人気・実力を兼ね備えた俳優陣が揃う。ライフスタイルがデジタル化される最後の時代――90年代のあの頃を背景に、誰もが経験する<青春>という魔法の季節を鮮やかに映した、青春映画のマスターピースがいよいよ日本に上陸する!

監督・脚本:ジョナ・ヒル
出演:サニー・スリッチ、キャサリン・ウォーターストン、ルーカス・ヘッジズ
2018年/アメリカ/85分/PG12

11月14日[土]公開 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

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女優オリヴィア・ワイルド監督デビュー作。史上最高!全米熱狂した命がけの爆走青春コメディ。

“俺たち”シリーズ、『バイス』の製作コンビによるバックアップの下、女優オリヴィア・ワイルドが長編監督デビュー。これまでになく大胆でパワフルな青春コメディはSXSW映画祭で話題沸騰!数々の映画賞を席巻する快進撃で全米を熱狂させた。また、監督、脚本、主演の全てが女性主導という作品にテイラー・スウィフト、ナタリー・ポートマンら多くのセレブが絶賛し、支持表明したことも大きな話題となった。主演は、本作でゴールデン・グローブ賞にノミネートを果たした『レディ・バード』ビーニー・フェルドスタインと『デトロイト』ケイトリン・デヴァー。
明日は卒業式。親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな進路を歩むことを知り驚愕。2人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。

監督:オリヴィア・ワイルド
出演:ケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン
2019年/アメリカ/102分/PG12

11月14日[土]公開 『本気のしるし 劇場版』

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深田晃司監督が描く、弱く不器用な男女の転落劇

映画『淵に立つ』『よこがお』などこれまでオリジナル脚本にこだわってきた深田晃司監督が初めてコミック原作の映像化に挑んだドラマ『本気のしるし』。2019年10月からメ〜テレ(名古屋テレビ)他で放送されるやいなや、既存のドラマの枠から逸脱するクオリティの高さと視聴者の予想をことごとく裏切る登場人物の行動から、「先が読めなさすぎ!」と大きな反響を呼んだ。その後、新たに劇場用にディレクターズカット版として再編集したところ、コミック原作、地方局の深夜ドラマ発としては異例の、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション2020に選出されるという快挙を達成! 虚無感を抱えながら職場の女性ふたりと曖昧な関係を続けている主人公、辻を演じるのは、 『レディ・プレイヤー1』でハリウッド・デビューを飾り、『蜜蜂と遠雷』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した森崎ウィン。一方、その場しのぎで嘘を繰り返し、無自覚に関わる者を翻弄するヒロイン、浮世を演じるのは「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、『去年の冬、きみと別れ』の土村芳。その他、宇野祥平や石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉ら個性派俳優が脇を固め、愚かな男女の転落サスペンスを盛り上げる。

監督:深田晃司
原作:星里もちる「本気のしるし」(小学館ビッグコミックス刊)
出演:森崎ウィン、土村芳、宇野祥平、石橋けい、福永朱梨、忍成修吾、北村有起哉
2020年/日本/232分(別途 途中休憩あり)

■前売券発売中■
全国共通鑑賞券:1800円

【特別料金】
一般:2300円 / シニア・学生・会員:1800円

※各種割引サービス・招待券はご利用いただけません。

11月20日[金]公開 『泣く子はいねぇが』

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★第68回 サン・セバスティアン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門 最優秀撮影賞 受賞
是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能!今、世界が注目する佐藤快磨監督 劇場デビュー作品!! 生き方に迷うすべての大人たちに贈る、青春グラフィティ

親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。主人公・たすくを演じるのは、個性溢れる表現力で注目を集める演技派俳優、仲野太賀。たすくの妻・ことね役に、人気実力派女優、吉岡里帆。たすくの親友・志波役は若手最注目株、寛一郎。彼らを取り巻く面々に、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった豪華俳優陣が集結。監督・脚本・編集は、本作が劇場デビュー作となる新進気鋭の佐藤快磨。秋田県・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、約5年をかけて作り上げたオリジナル脚本は、是枝裕和をも唸らせた。「いつから人は大人に?」「大人になるとは?」誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き、観る人すべての心を鷲掴みにする!!

監督・脚本・編集:佐藤快磨
出演:仲野太賀、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、田村健太郎、古川琴音、松浦祐也、師岡広明、高橋周平、板橋駿谷、猪股俊明、余貴美子、柳葉敏郎
2020年/日本/108分

11月21日[土]公開 『オフィシャル・シークレット』

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2003年イラク開戦前夜、英米政府を揺るがせた告発記事。その記事は英国女性諜報職員のリークだった。実話に基づく政府VS告発者のポリティカル・サスペンス。

2001年9月11日、同時多発テロ事件が発生して以降、米国政府はテロへの報復感情からフセイン大統領が大量破壊兵器を開発していると喧伝し、イラク戦争開戦に向けあらゆる手段を講じていた。米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンはある日、米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)から、驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする。しかし、彼女の危険な賭けも虚しく、イラク戦争は開戦し、キャサリンは公務秘密法違反で起訴された。ところが、裁判の土壇場で、誰もが予想もしなかった驚きの展開となる。政府職員のキャサリンをリークに突き動かした感情は何だったのか? ひとりの女性の告発が多くの勇気と行動を生み出した現象は、いまなお現代社会への警鐘となり続ける。社会派作品を世に送り続けるギャヴィン・フッド監督が、後にキャサリン・ガン事件として大きな政治問題となった実話をそれぞれの当事者の立場から描き、サスペンスタッチで心揺さぶる人間ドラマに仕上げた。

監督ギャヴィン・フッド『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
出演:キーラ・ナイトレイ、マット・スミス、マシュー・グード、レイフ・ファインズ
2018年/イギリス/112分

11月21日[土]公開 『オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡』

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新体操金メダリストの美しくも苛烈な舞台裏が今、ベールを脱ぐ

「あなたは人じゃない。アスリートなの!」リタ(=マルガリータ・マムーン)は、新体操王国ロシアの代表選手。オリンピックに向けて、鬼コーチたちからの強烈な指導を受け、日々の練習に励む。アリーナ・カバエワなど、数多くのオリンピック金メダリストを育て上げたイリーナ・ヴィネルの指導は、特に精神面において厳しい。リタは優雅にリングをキャッチし、ボールを肩で転がすが、コーチたちは更なる高みを求め、何度も何度も繰り返させる。わずかな自由時間には、彼氏と電話で話したり家族と穏やかに過ごすが、すぐにまた激烈なトレーニングが始まる…。
本作はリタがリオ・オリンピックで金メダルを獲得するまでの道のりを追ったドキュメンタリー。美しく華やかな表舞台で栄光を勝ち取るため、 アスリートはその裏で何をしているのか。想像を絶する世界に迫る。米エンタテインメント業界紙Varietyの「注目すべき10人のヨーロッパ人」にも選出された俊英監督マルタ・プルスは、粘り強い交渉によって、秘密のベールに包まれていたロシア新体操のトレーニングの撮影を許され、ドキュメンタリーでありながら『セッション』や『ブラック・スワン』などと比較される強烈な世界を映し出した。

監督:マルタ・プルス
出演:マルガリータ・マムーン、イリーナ・ヴィネル、アミーナ・ザリポワ、ヤナ・クドリャフツェワ
2018年/ポーランド・ドイツ・フィンランド/74分/ドキュメンタリー

11月28日[土]公開 『行き止まりの世界に生まれて』

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小さな町で必死にもがく若者3人の12年を描くエモーショナルな傑作ドキュメンタリー!

「アメリカで最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は、幼い頃から、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとって唯一の居場所、もう一つの家族だった。いつも一緒だった彼らも、大人になるにつれ、少しずつ道を違えていく。ようやく見つけた低賃金の仕事を始めたキアー、父親になったザック、そして映画監督になったビン。ビンのカメラは、明るく見える3人の悲惨な過去や葛藤、思わぬ一面を露わにしていく―。
本作の舞台は、ラストベルト―鉄鋼や石炭、自動車などの産業が衰退し、アメリカの繁栄から完全に見放された<錆びついた工業地帯>にある。2016年の大統領選で、“夢を失った”ラストベルトの人々による投票がトランプ大統領誕生に大きな影響を与えた。映画完成時20代であったビン・リュー監督は、閉塞感のある環境で生きる若者たちの姿を通して、親子、男女、貧困、人種…さまざまな分断を見つめる。趣味のスケートビデオから始まったこの映画は、若者たちのパーソナルな物語でありながら、今の世界を映しだす奥行きをみせ、「21世紀アメリカの豊かな考察」(ニューヨーク・タイムズ)、「ドキュメンタリーの新時代」(WIRED)と評された。アカデミー賞、エミー賞Wノミネート、サンダンス映画祭をはじめ59の賞を総なめ、ロッテントマト100%と、全米の批評家・観客、そしてオバマ前大統領もが絶賛!2020年11月の大統領選でも改めて注目を浴びるであろうラストベルト。本作の主人公たちの等身大の物語を通して、未来のアメリカが見えてくる。

監督・製作・撮影・編集:ビン・リュー
出演:キアー・ジョンソン、ザック・マリガン、ビン・リュー、ほか
2018年/アメリカ/93分/ドキュメンタリー

11月28日[土]公開 『チイファの手紙』

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『Love Letter』『スワロウテイル』『花とアリス』岩井俊二監督が描く、もうひとつの“ラストレター”

2020年1月に公開された岩井俊二監督の『ラストレター』。あの物語が、今度は中国を舞台に繰り広げられる。『チィファの手紙』は、『ラヴソング』で知られる名匠ピーター・チャン監督をプロデュースに迎え、岩井監督が自らメガホンをとった一作。 ある同窓会が中学時代の恋をよみがえらせる。30年ぶりに再会した女性と男性。女性は亡き姉のふりをし、男性はかつてその姉に恋をしていた。そして、妹は彼のことが好きだった。中核が不在のままのトライアングルは、やがて始まるふたりの「文通」によって思いもかけない拡がりを見せ、あるひとつの奇跡へと辿り着く。 ひとりの女性の死が、残された人々にもたらす影響。だが、それは必ずしも、悲しみばかりではない。妹は、恋人は、そして子供たちは、その死によって、めぐり逢い、かけがえのない時間をともに分かち合う。
岩井俊二にしか物語ることのできないオリジナルストーリーのありようは中国版でも基本的に変わらない。だが、岩井が執筆した小説「ラストレター」と映画『ラストレター』の味わいが大きく違っていたように、『チィファの手紙』も独自の芳香が薫りたつ。 脚本と小説を「母親」と捉えるなら、中国、日本の映画二篇はまるで、対照的な性格の「双子の姉妹」のよう。 この秋、わたしたちは、「もうひとつの感動」に出逢うことになる。

原作・脚本・監督:岩井俊二
出演:ジョウ・シュン、チン・ハオ、ドゥー・ジアン、チャン・ツィフォン、ダン・アンシー、タン・ジュオ、フー・ゴー
2018年/中国/113分

11月28日[土]公開 『はりぼて』

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保守王国、富山県の小さなテレビ局の追及で市議14人がドミノ辞職し、報道によって人の狡猾さと滑稽さを丸裸にさせた今の政治を抉るドキュメンタリー

2016年8月、平成に開局した若いローカル局「チューリップテレビ」のニュース番組が「自民党会派の富山市議 政務活動費事実と異なる報告」とスクープ報道をした。この市議は“富山市議会のドン”といわれていた自民党の重鎮で、その後、自らの不正を認め議員辞職。これを皮切りに議員たちの不正が次々と発覚し、半年の間に14人の議員が辞職していった。
本作は、テレビ番組放送後の議会のさらなる腐敗と議員たちの開き直りともいえるその後を追った政治ドキュメンタリー。あっけなく辞職する議員たちの滑稽な振る舞いは、観る者の笑いを誘わずにいられない。追及する記者を含めた私たちは、腐敗した議会や議員たちを笑うことしかできないのだろうか。果たして「はりぼて」は誰なのか?地方からこの国のあり方を問うドキュメンタリーが誕生した!

監督:五百旗頭幸男、砂沢智史
語り:山根基世  声の出演:佐久田脩
2020年/日本/100分/ドキュメンタリー

11月28日[土]公開 『マティアス&マキシム』

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グザヴィエ・ドラン監督最新作。ドランが『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受け描いた、愛の傑作。

圧倒的なカリスマ性と才能を携え映画界を駆け抜けてきたグザヴィエ・ドラン。30代を迎えた今、デビューから一貫して描いてきた”母と子”というテーマから一新、痛いまでの純愛を真正面から描き、自らの手で新たな章の幕を上げた。「これは純粋なロマンス。ずっとやりたかったラブストーリーなんだ。」と語るように本作では誰もが知っている恋する感情を映し出す。 1980年代のイタリアを舞台に二人の青年のロマンスを描いた映画『君の名前で僕を呼んで』を観た後「しばらく動けないほどに感動した。そして僕自身の20代の頃を思い返した。」と語ったドランは、この名作に応えるように現代を生きる二人の青年マティアスとマキシムの等身大の物語を誕生させた。また、地元カナダ・ケベックを舞台に6年ぶりとなる自作への出演を果たし、“仲間役”には本当の友人たちを登場させるなど制作にあたり特別なこだわりを見せた。恋と友情の狭間で揺れる二人の主人公、彼らを見守る仲間たち――全編に響き渡るピアノの旋律と柔らかな色彩と光で織りなす眩い映像が、登場人物たちの言葉にできない気持ちを物語っている。 突如芽生えた感情、溢れ出す愛おしさ、触れたい衝動、追いかける眼差し、誰かを好きなることの切なさと歓びが凝縮された新たな愛の傑作が映画史に刻まれる。

監督・脚本:グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』
出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、アンヌ・ドルヴァル
2019年/カナダ/120分/PG12