3月23日[土]公開『ヴィクトリア女王 最期の秘密』

ヴィクトリア女王 最期の秘密公式サイト

アカデミー賞受賞女優 ジュディ・デンチ主演。
女王の晩年を輝かせた、インド人従者との強い絆。一世紀もの間、隠されてきた〈真実〉の物語。

1887年、ヴィクトリア女王即位50周年記念式典。記念金貨の贈呈役に選ばれた若者アブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くし、長年心を閉ざしてきたヴィクトリア。そんな彼女が 心を許したのは、王室のしきたりを無視し、真っ直ぐに自分へ微笑みかけてくるアブドゥルだった。初めて知る異国の言葉や文化…新しく広がる世界に、止まっていた人生が鮮やかに動きだす。身分も年齢をも超えた強い絆で結ばれていく二人だったが、周囲はそんな“君主と従者”の関係に猛反対。英国王室を揺るがす大騒動へと発展していく─。息子エドワード7世により、歴史から消された驚きの〈真実〉。一世紀もの時を経て、女王の晩年を輝かせた感動の秘密が明かされる。
女王を演じるのは、名優ジュディ・デンチ。ヴィクトリア役は『Queen Victoria 至上の恋』に続き、20年ぶり2度目。63年にわたり君臨した女王の威厳や繊細さを、魅力的に熱演する。アブドゥル役に抜擢されたのは『きっと、うまくいく』で印象深い演技をみせたインドの若手実力派アリ・ファザル。メガホンを取ったのは『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督。デンチとは『あなたを抱きしめる日まで』以来のタッグとなる。さらに脚本を『リトル・ダンサー』のリー・ホール、撮影を『英国王のスピーチ』のダニー・コーエンが務めるなど、英国最高峰のスタッフが集結した。

監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ、アリ・ファザル、エディ・イザード、アディール・アクタル、マイケル・ガンボン
イギリス・アメリカ/112分

3月23日[土]公開『いつか家族に』

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ハ・ジョンウ主演。中国の大ベストセラー作家、余華原作「血を売る男」待望の映画化!

原作は中国の作家、余華の「血を売る男」。出版されるや中国で大ベストセラーとなった。日本をはじめ韓国、台湾、アメリカ、イギリス、ブラジル、ドイツ、イスラエルなど世界中で翻訳・出版されている。監督・主演は、『1987、ある闘いの真実』など、韓国映画界第一線で活躍するハ・ジョンウ。美しい妻オンナンには『マンハント』、「奇皇后」のハ・ジウォン。物語の鍵となる長男イルラクには、2017MBC演技大賞で子役賞を受賞したナム・ダルム。『お嬢さん』以降も注目作への出演が続く名バイプレイヤーのチョ・ジヌン、活躍を再開した人気女優『コーヒープリンス一号店』のユン・ウネなど豪華俳優陣が集結。
1953年、朝鮮戦争の終戦直後。現場仕事で生計を立てるサムグァンは、ポップコーン売りの美しいオンナンに一目ぼれし、彼女には羽振りのいい恋人がいると知りながらもプロポーズする。オンナンの父親を説得し、結ばれた2人。利発な長男をはじめ3人の子宝にも恵まれ、貧しいながらも幸せに暮らしていたが、11年間育てた息子が他人の子ではないかという噂が流れ……。

監督:ハ・ジョンウ
出演:ハ・ジョンウ、ハ・ジウォン、チョ・ジヌン、ユン・ウネ、ナム・ダルム、チュ・ジンモ、ミン・ムジェ
韓国/124分

3月30日[土]公開『バハールの涙』

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捕虜となった息子を助けるため、銃を取って立ち上がったクルド人女性と、片眼の戦場ジャーナリストの真実の物語。

本作はイラクのクルド人自治区で2014年8月3日から2015年11月13日に起きた出来事に着想を得ている。8月3日の夜、IS【イスラミックステート】がイラク北西部のシンジャル山岳地帯の村々に侵攻。シンジャル山脈という天然の要塞に守られ、ヤズディ教という独自の宗教への信仰を守り続ける人々が暮らす地域で、彼らの大量虐殺が奇襲攻撃の目的だった。24時間で50万人の市民が脱出。逃げおくれた人々は殺害されるか、拉致された。やがて、ヤズディ教徒、クルド人武装勢力、クルド自治区政府軍は、抵抗部隊を組織し始め、女性の戦闘員だけで構成された武装部隊も前線に立った。主人公バハールは、2018年ノーベル平和賞を受賞し、自らも性暴力の被害者として、女性たちの救済に尽力するシンジャル出身・ヤズディ教徒のナディア・ムラドと境遇を同じくし、ひるまず立ち上がりISと闘う彼女の生き様は、今もイラクやシリアで続く現実そのものであり、観る者の胸に響く。一方、女性ジャーナリストのマチルドは、片眼を失明しPTSDを患いながらも世界各地の紛争を報道し続けたメリー・コルヴィンと、ヘミングウェイの3番目の妻で従軍記者として活動したマーサ・ゲルホーンがモデルになっている。
女弁護士のバハールは愛する夫と息子と幸せに暮らしていた。しかし、ある日クルド人自治区の故郷の町でISの襲撃を受け、平穏な生活は断ち切られてしまう。男性は皆殺され、女性たちは性的奴隷として売買を繰り返され、少年たちはIS戦闘員の育成校に強制的に入れられた。数か月後、バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、そして「被害者でいるより戦いたい」という仲間の言葉に動かされ、女性武装部隊“太陽の女たち”を結成、銃を手に取り、最前線でISと戦う日々を送っていた。同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通し、再び我が子を抱きしめる日を夢見て、内戦を生き抜くバハールの姿が映し出されていく。

監督・脚本:エヴァ・ウッソン『青い欲動』
出演:ゴルシフテ・ファラハニ『パターソン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、エマニュエル・ベルコ
フランス・ベルギー・ジョージア・スイス合作/111分

3月30日[土]公開『ゲンボとタシの夢見るブータン』

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世界で初めて劇場公開されるブータン人作家によるドキュメンタリー。“幸福の国ブータン”。先祖代々受け継がれてきた寺院がある。その家族の将来を見つめる。

監督のアルム・バッタライ(ブータン)とドロッチャ・ズルボー(ハンガリー)は、若手ドキュメンタリー制作者育成プログラム(ドック・ノマッド)で出会い、世界7つのドキュメンタリー・ピッチング・イベントに参加し、国をまたがる6つの財団から資金を獲得して、国際共同製作の枠組みで本作品を完成させる。文化背景の異なる若手作家が手を取り合い、世界を旅し、世界中の支援者に支えられて完成した、友好と情熱に満ちた“クロッシング・ボーダー”な映画。
映画の舞台はブータンの巡礼の地、中部ブムタン。家族が代々受け継いできた古刹チャカル・ラカンは、1000年以上の歴史を持つ重要な寺院のひとつである。GNH(国民総幸福量)を提唱し、それを目標に建国を進めてきたブータンの人々は、急速な近代化に伴い、多様な価値観を持つようになる。伝統社会の急激な変化に戸惑いながらも決断せねばならない最後の仏教王国ブータン。ゲンボとタシの家族が直面している寺院の継承問題は、ブータンで暮らす人々だけの問題でなく、どの世界にもある家族の葛藤でもある。

監督:アルム・バッタライ、ドロッチャ・ズルボー
ブータン、ハンガリー/74分/ドキュメンタリー

3月30日[土]公開『ビール・ストリートの恋人たち』

ビール・ストリートの恋人たち公式サイト

第91回アカデミー賞助演女優賞(レジーナ・キング)受賞!
第76回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞(レジーナ・キング)受賞!
『ムーンライト』監督最新作。愛よりも、もっと深い“運命”で結ばれた恋人たちのラブ・ストーリー。

前作『ムーンライト』で、『ラ・ラ・ランド』を抑え第89回アカデミー賞作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督の最新作は、彼がずっと映画化を夢見ていたジェイムズ・ボールドウィン原作、1970年代ニューヨークに生きる若きカップルの愛の物語。昨年のトロント国際映画祭でお披露目されると観客の熱狂的な支持を得て観客賞次点1位、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞脚色賞、助演女優賞を受賞、アメリカ映画協会賞作品トップ10他、数々の映画賞を席巻。 第76回ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞を受賞。そして第91回アカデミー賞では、脚色、助演女優、作曲賞の3部門にノミネートされ、レジーナ・キングが見事、助演女優賞受賞を果たした。黒人作家としてアメリカ文学に金字塔を打ち立て、キング牧師らと共に公民権運動の旗手としても活躍したジェイムズ・ボールドウィン。彼が70年代に書いた「ビール・ストリートの恋人たち」。映画化にあたり『ムーンライト』と同じプランBが製作に名を連ね、同作でアカデミー賞にノミネートされた撮影、音楽のチームが再び集結し、この上なく官能的な映像美とロマンティックな世界を作り上げた。本作は、原作者の意思を受け継いだ、どんなに困難な状況にあっても、愛を諦めない恋人たちの普遍的なラブ・ストーリーであり、人種や社会階層に対する差別の問題が大きく浮上する現代に必要なメッセージに満ちた抵抗の物語である。
「赤ちゃんができたの」。1970年代のニューヨーク。ティッシュは19歳。恋人のファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自然と愛を育み、運命の相手を互いに見出した二人にとって、それは素晴らしい報告のはずだった。しかし、ファニーは無実の罪で留置所にいる。彼はティッシュの言葉を面会室のガラス越しに聞いた。小さな諍いで白人警官の怒りを買った彼は強姦罪で逮捕され、有罪となれば刑務所で恥辱に満ちた日々を送るしかない。二人の愛を守るために家族と友人たちはファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が待ち受けていた・・・。

★第91回アカデミー賞助演女優賞(レジーナ・キング)★
★第76回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞(レジーナ・キング)★
監督・脚本:バリー・ジェンキンス
原作:ジェイムズ・ボールドウィン「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊)
出演:キキ・レイン、ステファン・ジェームス、レジーナ・キング
アメリカ/119分

3月30日[土]公開『バーニング 劇場版』

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カンヌ映画祭で歴代最高評価を獲得した、究極のミステリー。

『ポエトリー アグネスの詩』以来8年ぶりの巨匠イ・チャンドン監督の最新作は、村上春樹の短編「納屋を焼く」を大胆に脚色しながらも、過去の村上作品の世界観を見事に踏襲した、極上のミステリー。NHKでの先行放映(日本語吹替/短縮版)を経て、完全版が劇場で公開。第71回カンヌ国際映画祭で批評家による得点が過去最高点をマーク。各国の有力ジャーナリスト10人による星取表で4.0満点中、平均点3.8という驚異の評価を叩き出し、国際映画批評家連盟賞を受賞。『万引き家族』のパルムドール受賞を最も脅かした作品とされる、噂の大傑作がついに全貌を現す―。
小説家を目指すジョンスは、美しくなった幼なじみのヘミと偶然に再会し、ヘミがアフリカ旅行で留守の間、自宅に居るという猫の世話を頼まれる。やがて帰国したヘミは青年ベンを連れていた。裕福な暮らしを送り、日々遊んでいるんだと話す正体不明の男。ある時、ベンはジョンスに自分の秘められた“趣味”を打ち明ける――。

★第71回カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞/バルカン賞★
監督:イ・チャンドン
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
出演:ユ・アイン、スティーブン・ユァン、チョン・ジョンソ

韓国/148分/PG12