3月2日[土]公開『モダン・ラブ』

モダン・ラブ公式サイト

東京国際映画祭ほか世界各国の映画祭で絶賛、全国公開された『アワ・ブリーフ・エタニティ』の福島拓哉による、8年ぶりのオリジナル長編作品。

PFF入選作『TIME IS ON MY SIDE』、水戸短編映像祭審査員奨励賞『JAM』を経て01年『PRISM』で衝撃のデビューを果たし、鬼才・俊英・インディペンデントの雄など、その独自の活動から様々な言葉で形容される映画監督・福島拓哉。16年にはドイツでのワールドプレミアを経て短編ながら劇場公開された『LEGACY TIME』に合わせて「ESCAPE FROM THIS FUCKIN WORLD」と題した傑作選15本の特集上映が組まれるなど、「都市と記憶」「現実と非現実」をテーマに90年代から20年以上に渡る活動が、インディペンデントシーンで支持され続けている。
最新作『モダン・ラブ』は、先述の特集上映の盛り上がりを受け新企画として立ち上げられた。愛する恋人を失った女性の孤独と葛藤、その先にある新たな心の揺らぎ。常にテーマの軸にある東京を舞台にしつつも、地方ロケや独立問題で世界中の注目を集めるスペイン・カタルーニャ州でのロケを敢行。福島監督の得意とするサイコ・ファンタジー作品であり、心に刺さる痛々しい青春映画である。主演はラジオドラマ 『NISSAN あ、安部礼司』や、つかこうへい作品など演劇界で大注目の稲村梓。前作『LEACY TIME』での好演から本作主演に抜擢され、パラレルワールドを行き来する“一人三役”の難役を見事に演じている。相手役には福島作品常連の高橋卓郎。他に川瀬陽太、草野康太ら日本映画に欠かせない俳優陣が脇を固め、ロックバンド・The John‘s Guerrillaのボーカリスト・今村怜央が物語の鍵を握る重要なキャラクターを演じている。SFかつ哲学的、予測不能の奇想天外な物語が「真実の愛とは何か」を投げかける、見たこともないエンターテインメント作品が誕生した。

監督・脚本:福島拓哉
出演:稲村梓、高橋卓郎、芳野正朝、今村怜央、佐藤睦、ヤン・イメリック、川瀬陽太、町山博彦、大木雄高、園部貴一、草野康太
日本/115分

3月2日[土]公開『プレイルーム』

公式サイト

女優であり現役ストリッパーの若林美保を主演に、ナリオ、中村真夕、松蔭浩之、佐々木誠、福島拓哉ら日本映画界の異端5人が、それぞれ監督を務めるオムニバス映画。

「女性が最も憧れるオトナの女」として、数々のメディアで活躍する若林美保。ワカミホの愛称で、国内外問わずあらゆるシーンから熱烈な支持を受け、遂に待望の初主演映画がここに堂々完成した。また各作品には、渋川清彦、佐伯日菜子、草野康太ら実力派俳優が顔を揃えて物語に彩りを添える。各監督ならではの演出スタイルと特異な視点で描かれた5本の作品には、ワカミホをもっとモット好きになり、もっとモット観ていたくなる甘く危険なトラップが随所に散りばめられている。女優・若林美保がいざなう魅惑の部屋、『プレイルーム』へようこそ。

『などわ』監督:ナリオ
人気パンクバンド、イギリス人の同名タイトル曲を映画化したハートウォーミングなドラマ作品。売れないバンドマンのキーとOLのリコは、数年の同棲を経ていよいよ結婚へ。しかし無職で金髪のキーは、彼女の父親への挨拶が憂鬱でしょうがない。はたして2人の愛と決意は、父親に認められるのか!?

『LION』監督:松蔭浩之
メディアを選ばず自由な発想で表現活動を続ける現代美術家・松蔭浩之が描く、サイケデリックなSF奇譚ムービー。謎の男の手によって誘拐された獅子座の赤ちゃんは、「No.17」と名付けられ秘密結社の倉庫に監禁されたまま成長した。人造人間テロリストとなって街に放たれる彼女に課せられた使命とは?

『クローンハート』監督:中村真夕
鋭い視点と女性ならではの感性で物語を紡ぐ中村真夕が、自らの奇妙な実体験を映画化。OLのみゆきは、謎の男・直樹と出会いデートを重ねるが一抹の不安を持っていた。そして友人のカウンセラー・ミホのアドバイスにより、みゆきは彼の予想外の実態に気づいてしまう。さらにミホは、みゆきに衝撃的な言葉を伝える…。

『熱海の路地の子』監督:佐々木誠
『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』や19年公開の話題作『ナイトクルージング』など、常に物議を醸す作品で知られる佐々木誠が、映像作家・帯谷有理の伝説的テクスト〈路地の子〉を、熱海を舞台にして映画化。熱海の路地裏ですれ違った「女」を尾行する「私」のパラフィリア的冒険譚。

『Floating』監督:福島拓哉
欧州三冠含め世界各地の映画祭で受賞、国内公開でも絶賛されている『モダン・ラブ』の福島拓哉最新作。10年前の不慮の事故で幼い娘を失った夫婦は、セックスレスの日々を過ごし壊れかけている関係を淡々と続けていた。若い男と不倫する妻、気づきながらも無関心な夫。そんな2人は娘の命日の夜、ある決断をする。

出演:若林美保、渋川清彦、イギリス人、間庭裕基、佐伯日菜子、草野康太、須森隆文、園部貴一、高橋卓郎、稲村梓
日本/86分

3月9日[土]公開『Workers 被災地に建つ』

公式サイト

変わりゆく東京の下町でのワーカーズコープの取り組みの様子を描いた「Workers」(2012)に続く、ドキュメンタリー第2弾。これは被災地、そして今のニホンを元気にする“まちづくり”の物語。

高度経済成長の終焉から半世紀。急激な人口減少社会、ますます広がる貧困や格差は、否応なく私たちに様々な価値観の転換を求めています。そんななか起きた2011年3月の東日本大震災。それは、被災地のみならず、いまを生きる私たちに、あらめて“これから、どう生きていくのか”という問いを投げかけました。本作は、これまで長きにわたり、競争、効率、自己責任…ではなく、持続可能な社会への仕組みづくりを地域の人とともに模索・実践し続けてきたワーカーズコープ(協同労働の協同組合)による東北被災地での取り組みを22ヶ月間にわたって記録したものです。
大槌・気仙沼・亘理・登米。「ひとり一人の願いと困った」からはじまるワーカーズコープの仕事おこしは、東北の被災地でもおこなわれてきた。「放課後の子ども、障がい児を預かってくれる場を」と始まった居場所づくりは、いつしか誰もが集える町の拠点に…。「地元の資源を生かした地域の復興を」と始めた産直は、障がいのある人や働くことが難しかった人たちが自身をもって働く場に…。「障がい児の一時預かりの場所を」と親たちとともに作った居場所は、自分らしく生きていく場に…。「林業の復興をとおして地元を元気に」と始まった林業チームは、いつしか村の復興に向け、ともに歩む仲間に…。小さな困りごとや願いが、“ひとり”から“みんな”につながっていく。ときに不器用に、ときに無謀に、ともに向き合い動くなかで、優しく育まれるコミュニティの姿。そこには、様々な課題を抱える日本のこれからを考える上で問い直されている「ともに生きる社会」の原点があった。

監督:森 康行
ナレーター:山根基世
日本/89分/ドキュメンタリー