2月2日[土]公開『夜明け』

夜明け公式サイト

是枝裕和・西川美和監督の愛弟子 広瀬奈々子 鮮烈のデビュー!秘密を抱えて逃げてきた青年を拾ったのは、息子をなくした男。

地方の町で木工所を営む哲郎は、ある日河辺で倒れていた見知らぬ青年を助け、自宅で介抱する。「シンイチ」と名乗った青年に、わずかに動揺する哲郎。偶然にもそれは、哲郎の亡くなった息子と同じ名前だった。シンイチはそのまま哲郎の家に住み着き、彼が経営する木工所で働くようになる。木工所の家庭的な温かさに触れ、寡黙だったシンイチは徐々に心を開きはじめる。シンイチに父親のような感情を抱き始める哲郎。互いに何かを埋め合うように、ふたりは親子のような関係を築いていく。だがその頃、彼らの周りで、数年前に町でおきた事件にまつわる噂が流れ始める──。
是枝裕和・西川美和監督が立ち上げた制作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子。オリジナル脚本となる本作では、ごく普通の人々の人生を丹念に見つめながら、その奥にある複雑さ、人間の多面性を鋭く大胆な切り口で映し出す。秘密を抱えた主人公シンイチを演じるのは、『ディストラクション・ベイビーズ』『銀魂』シリーズ等、作品ごとに変幻自在の演技を見せ、役者としてさらなる進化を遂げる柳楽優弥。是枝裕和監督作『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭史上最年少の主演男優賞に輝き、衝撃のデビューを飾った柳楽優弥が、14年の時を経て是枝監督愛弟子の作品に主演する、まさに“運命の映画”が誕生した!

監督・脚本:広瀬奈々子
出演:柳楽優弥、YOUNG DAIS、鈴木常吉、堀内敬子、小林薫
日本/113分

2月2日[土]公開『エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』

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名曲誕生の裏にあった、人生の苦悩と悲哀。彼が本当に手に入れたかったものとは?クラプトン自ら赤裸々に曝け出す珠玉のドキュメンタリー。

グラミー賞を18回受賞、ロックの殿堂入りを3回果たすなど、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン。“ギターの神様”と評され、お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ、天才の名を欲しいままにしていたが、私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも“何か”を探して彷徨い続けてきた。酒、ドラッグ、女、そして音楽、全てのものに溺れていくー。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競いあった仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋をはじめとする病的なまでの女性遍歴、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような、過酷で数奇に満ちた人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることができる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。
ジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリックス、B.B.キングをはじめ、若かりし頃のザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、ボブ・ディランなど豪華アーティストの貴重なアーカイブ映像や、デレク・アンド・ザ・ドミノスのライブ映像をはじめ、デュアン・オールマンとの「いとしのレイラ」のレコーディング風景、ザ・ビートルズと共に「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」をレコーディングするフィルム映像などが音楽的なストーリーに彩りを添える。ヤードバーズ、ジョン・メイウォール&ザ・ブルースブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイス、そしてソロと、長年に渡るクラプトンの未発表のプライベートを含む映像の数々、私的な日記や手書きの手紙やデッサンなどをとともに、その時の心情をクラプトン自らがナレーションで率直に語る。

監督:リリ・フィニー・ザナック(『ドライビングMissデイジー』製作)
出演ミュージシャン:エリック・クラプトン、B.B.キング、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド、ジミ・ヘンドリックス、ロジャー・ウォーターズ、ボブ・ディラン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、etc.
イギリス/135分/PG12/ドキュメンタリー

2月2日[土]公開『いろとりどりの親子』

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世界24カ国で翻訳された大ベストセラーの映画化。“普通”とは違う子どもたち。その親の戸惑いと、愛情。6組の親子の感動のドキュメンタリー。

ニューヨーク・タイムズ紙ベストブックなど、国内外50以上の賞を受賞したノンフィクション本「FAR FROM THE TREE」。作家アンドリュー・ソロモンは、自分をゲイとして受け入れようと苦悩している両親の姿に直面したことをきっかけに、10年をかけて、身体障がいや発達障がい、LGBTなど、さまざまな“違い”を抱える子を持つ300以上の親子に取材。900ページにわたって家族の本質を探ることに尽力した一冊は、24か国語に翻訳され世界中で大ベストセラーとなった。そして、これまで数々の社会派ドキュメンタリー作品を手掛けてきたエミー賞受賞監督レイチェル・ドレッツィンが、本書に深い感銘を受け映画化を決意。ありのままを受け入れ愛する親子の姿を見つめる感動のドキュメンタリーが誕生した。
本作では、さまざまな“違い”を持った子どもが直面する困難とその経験から得られる喜びについてのプロセスが描かれる。映されるのは、原作者であるソロモンとその父ハワード、かつてダウン症の人々の可能性を世に示す代弁者として人気を博し「セサミストリート」にも出演していたジェイソンと、母エミリー、タイピングを覚えるまで言葉を発することがなかった自閉症のジャックと、彼のためにあらゆる治療法を試したオルナット夫妻ら、6つの親子だ。“違い”をどう愛するかを学んでいく親子の姿を追いながら、その“違い”を欠陥としてではなく光として祝福する方法を見出していく本作は、しあわせの形は無限に存在していることを、私たちに気づかせてくれる。

監督:レイチェル・ドレッツィン
原作:アンドリュー・ソロモン「FAR FROM THE TREE:Parents,Children and the Search for Ldentity」
アメリカ/93分/ドキュメンタリー

2月2日[土]公開『マダムのおかしな晩餐会』

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マダムが開く豪華ディナーに招かれざる客(メイド)がひとり。客の紳士が彼女にひとめ惚れしたことからセレブ界は大騒動!スパイスの効いた大人のロマンティック・コメディ!

エレガントなパリの都に越してきた、裕福なアメリカ人夫婦のアンとボブ。セレブな友人たちを招いてとびきり豪華なディナーを開こうとするが、手違いで出席者が不吉な13人に!大慌てでスペイン人メイドのマリアを“ミステリアスなレディ”に仕立て上げ、晩餐会の席に座らせる。ところが、緊張のあまりワインを飲みすぎたマリアはお下品なジョークを連発、逆にこれが大ウケしてダンディーな英国紳士から求愛されてしまう。今更正体を明かせないアンとマリアたちのから騒ぎの行方は…?
アンとボブの夫婦には、知的演技派のオスカー女優トニ・コレットと、伝説的なキャリアを持つハーヴェイ・カイテル。生きることに旺盛で前向きなメイドのマリアには、ペドロ・アルモドバル監督のミューズで、世界一美しい鷲鼻を持つロッシ・デ・パルマ。フランスの新進気鋭の女流監督アマンダ・ステールによる本作は、上流階級たちの豪華な暮らしとスキャンダラスなゴシップを覗きながら、階級社会や夫婦の問題にさらりと直面させる、刺激と毒気がたっぷり仕込まれた大人のロマンティック・コメディ!

監督:アマンダ・ステール
出演:トニ・コレット、ハーヴェイ・カイテル、ロッシ・デ・パルマ
フランス/91分

2月9日[土]公開『あみこ』

あみこ

■初日舞台挨拶開催決定!
・2/9(土)上映13:10〜
※上映後舞台挨拶
・登壇者:春原愛良さん(主演)、山中瑶子監督

長野から新たなる才能 花開く! 長野市出身・山中瑶子監督の鮮烈なデビュー作!

監督は山中瑶子。彼女が大学をドロップアウトした後の19歳から20歳にかけて撮りあげた処女作『あみこ』は、スタッフ・キャストをSNSで探し出し、仲間と共に完成させたDIYスピリット溢れる純度100%のインディペンデントムービーだ。世界最大の自主映画の祭典・ぴあフィルムフェスティバルのアワードにいきなり選出され、観客賞を受賞。その後史上最年少での招待となったベルリン国際映画祭を皮切りに、香港、韓国、カナダなど世界各地の映画祭に招待され、国境を越えたあみこフィーバーを巻き起こす。そして今回待望の劇場公開が決定!超新星・山中瑶子監督の鮮烈なデビューの証人となれ!
「人生頑張ったって仕方がない。どこへ行こうが意味はない、どうせ全員死ぬんだから。」そんなあみこが恋に落ちたのは、同じく超ニヒリストながらサッカー部の人気者でもあるアオミくん。一生忘れられない魂の時間を共有したふたりは、愛だの恋だのつまらない概念を超越した完全運命共同体、現代日本のボニー&クライド、シド&ナンシーになるはずだったが…。

監督・脚本・編集:山中瑶子
出演:春原愛良、大下ヒロト、峯尾麻衣子、長谷川愛悠、廣渡美鮎、高橋寿里、阿部悠季乃、金子銀二

■前売券発売中
前売券1500円
※当館のみ有効

2月9日[土]公開『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング公式サイト

全米bPコメディエンヌ、エイミー・シューマー主演!目覚めたら超絶美人に変身!?じゃなくて、超絶ポジティブになった勘違いヒロインを好演!

自分に自信が持てず、仕事も恋も積極的になれない毎日を過ごしているレネー。ある日、ジムでトレーニング中に頭を打って気を失い、目覚めたら鏡の前には絶世の美女になった自分が!?(でも、そう見えているのはレネーだけ!笑)超絶ポジティブな性格に生まれ変わったことで、自信に満ち溢れすべてが絶好調になっていくが…!?
そんな主人公・レネーを演じるのは、全米bPコメディエンヌのエイミー・シューマー!『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』でゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。「ありのままの自分の体型が大好き!」と公言しVOGUE誌で表紙を飾るなど、等身大の親しみやすさで絶大な人気を誇る!見た目はそのままだが大変身した彼女に、誰もが100%共感しちゃうこと間違いなし!また、本作には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を含め、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にそれぞれ4度もノミネートされている実力派女優ミシェル・ウィリアムズをはじめ、“神ボディ”と名高いモデルのエミリー・ラタコウスキーやスーパーモデルのナオミ・キャンベル、大御所ローレン・ハットンなど、豪華キャストが出演。監督と脚本は、『バレンタインデー』『そんな彼なら捨てちゃえば?』など、女性を元気づけるキューティー映画の脚本を手がけてきたアビー・コーンとマーク・シルヴァースタインのコンビ。思い切り笑ってちょっぴり涙して、観たあと、勇気をもらえてきっと自分が好きになれる共感度100%ラブコメディ。

監督:マーク・シルヴァースタイン&アビー・コーン
出演:エイミー・シューマー、ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・ラタコウスキー、ナオミ・キャンベル
アメリカ/110分

2月9日[土]公開『彼が愛したケーキ職人』

彼が愛したケーキ職人公式サイト

悲しみから救ってくれたのは、夫が愛した男性だった。哀愁漂うエルサレムを舞台に、国籍や文化、宗教や性差を超えてめぐり逢う男女の人間賛歌。

無名の若手イスラエル人監督オフィル・ラウル・グレイツァが手がけた本作は、低予算映画ながらもカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でワールドプレミアされるやいなや、観客から総立ちの拍手喝采で絶賛され、エキュメニカル審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた。主人公は【恋人】を不慮の事故で失ったドイツ人のトーマスと、【夫】を亡くし女手ひとつで息子を育てるイスラエル人のアナト。【同じ男性】を愛し、同じ絶望と喪失感を抱えるふたりは、哀愁漂うエルサレムでめぐり逢い、運命的に惹かれ合っていく―。悲しみに暮れる男女を繊細に描いたエモーショナルなドラマは、ケーキ作りを通して宗教的慣習の違いをあぶり出し、食べること、生きること、そして愛することを浮き彫りにしていく。静かな感動を呼ぶ美しいラストは、国籍や文化、宗教やセクシュアリティといった違いを超越し、単純なラブストーリーの枠に収まらない壮大な人間讃歌として、見るものの心を揺さぶるはずだ。
ベルリンのカフェで働くケーキ職人のトーマス。イスラエルから出張でやって来るなじみ客のオーレンといつしか恋人関係に発展していく。オーレンには妻子がいるが、仕事でベルリンに滞在する限られた時間、ふたりは愛し合う。ある日「また一カ月後に」と言ってエルサレムの家へ帰って行ったオーレンから連絡が途絶えてしまう。実は交通事故で亡くなっていたのだった―。エルサレムで夫の死亡手続きをした妻のアナト。休業していたカフェを再開させ、女手ひとつで息子を育てる多忙ななか、客としてトーマスがやってくる。職探しをしているという彼をアナトは戸惑いながらも雇うことに。次第にふたりの距離は近づいていき……。

監督・脚本:オフィル・ラウル・グレイツァ
出演:ティム・カルクオフ、サラ・アドラー(『運命は踊る』)、ロイ・ミラー、ゾハル・シュトラウス(『レバノン』)
イスラエル・ドイツ/109分/PG12

2月16日[土]公開『まぼろしの市街戦』4Kデジタル修復版

まぼろしの市街戦公式サイト

【1週間限定上映】

卓越したユーモアたっぷりに戦争の狂気を活写する、カルト映画の傑作が、半世紀を経て4Kデジタル修復版で奇跡のリバイバル公開!

『カトマンズの男』『リオの男』等で知られる名匠フィリップ・ド・ブロカの代表作で、映画ファンに愛され続ける真の傑作。『恋する女たち』のアラン・ベイツ、『1000日のアン』『愛のメモリー』のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドが主役を務め、ジャン=クロード・ブリアリ、ピエール・ブラッスールらフランスの名優が脇を固め、音楽は、トリュフォーとのコンビで知られるジョルジュ・ドルリュー。常識が常識でなくなる不安を抱える現代(いま)こそ必見の映画史上に残る奇跡の一篇。上映される本編は海外で一コマづつ4Kにてデジタル修復が施された最新のデジタルマスター。若干エンディングが異なった日本公開版ではなく、オリジナル版でのDCP上映です。
第一次大戦末期、敗走中のドイツ軍は占拠したフランスの小さな街に大型時限爆弾を仕掛けて撤退。イギリス軍の通信兵は爆弾解除を命じられ街に潜入するも、住民が逃げ去った跡には精神科病院から解放された患者とサーカスの動物たちが解放の喜びに浸り、ユートピアが繰り広げられていた。通信兵は爆弾発見を諦め、最後の数時間を彼らと共に過ごそうと死を決意するが…。

監督:フィリップ・ド・ブロカ
出演:アラン・ベイツ、ピエール・ブラッスール、フランソワーズ・クリストフ、ジャン=クロード・ブリアリ、ジュリアン・ギオマール、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ミシュリーヌ・プレール、アドルフォ・チェリ
1966年/フランス/102分

2月16日[土]公開『葡萄畑に帰ろう』

葡萄畑に帰ろう公式サイト

傑作『青い山 本当らしくない本当の話』の名匠エルダル・シェンゲラヤ監督作品。大らかなユーモアで虚言に満ちた権力社会を風刺し、故郷への愛を謳う人生賛歌。

ジョージア(グルジア)映画史に残る傑作『青い山−本当らしくない本当の話』の名匠エルダル・シェンゲラヤ監督が、21年ぶりに放つ傑作。『放浪の画家 ピロスマニ』のギオルギ・シェンゲラヤ監督を弟に持ち、多くの人々に尊敬されている85歳の映画界 の最長老が、実際に政界に身をおいていた自身の経験をもとに、権力社会への 痛烈な風刺を、自由な想像力と大らかなユーモアで描いた人生賛歌。
コーカサス山脈の南に位置し、東西交易の要衝であったため、周辺の国々に翻弄されながらも、ジョージアの人々が守りつづけてきたもの…それが独自の言語、宗教、そしてワイン。ジョージアは8000年の歴史を持つワイン発祥の地で、伝統的なジョージアワインは、2013年、日本の和食とともにユネスコの無形文化遺産に登録された。ワインの大地・葡萄畑はまさにジョージアの魂である。権力争いのなかで失墜した主人公ギオルギが、故郷の葡萄畑でジョージア人らしい生活と精神を取り戻し、家族を再生させようとする物語には、平和で幸せな社会をくり返し求めては潰されてきた過酷な歴史のなかで、それでも失わぬ理想の世界への夢に立ち帰ろうという監督のメッセージが感じられる。
故郷に残した母のことはすっかり忘れ、政府の要職で大臣の椅子の座り心地を満喫しているギオルギ。妻を早くに亡くし、上の娘とは少し折り合いはわるいが、地位も権力もあり、可愛い一人息子と義理の姉と立派な家に暮らして、順風満帆。ある日出会った元ヴァイオリニストのドナラとの恋まで手に入れた。しかし、嘘と騙し合いと忖度まみれの政界で、ギオルギは大臣をクビに。突然の災難に見舞われたギオルギとその家族は?

監督:エルダル・シェンゲラヤ
出演:ニカ・タヴァゼ、ニネリ・チャンクヴェタゼ、ナタリア・ジュゲリ
ジョージア(グルジア)/99分

2月16日[土]公開『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ公式サイト

緊迫化する国境麻薬戦争、極限の臨場感は次なる〈境界〉へ

アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、あらゆるルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出し、アカデミー賞3部門ノミネートを果たした『ボーダーライン』。世界中を驚嘆させたサスペンス・アクションの傑作が、衝撃的な世界観と臨場感はそのままに、待望の“新章”へと突入する!メキシコからのテロリスト流入に危機感を抱いたアメリカ政府の命を受け、CIAのマット、孤高の暗殺者アレハンドロの仕事人コンビが新たに挑むのは、麻薬カルテル間の内戦を引き起こすというミッション。しかし、その行く手には幾多の予測不可能なアクシデントが待ち受け、国境の闇を知り尽くしたマットとアレハンドロさえも翻弄していく。脚本は『ボーダーライン』で一躍脚光を浴び、『最後の追跡』でアカデミー賞にノミネートされた俊才テイラー・シェリダンが続投。破格のスケールアップを遂げたアクションと、エモーショナルな進化を遂げたドラマが融合し、再び世界中を震撼させる快作がここに完成した。
アメリカ国内の商業施設で市民15人の命が奪われる自爆テロ事件が発生。犯人一味がメキシコ経由で不法入国したと睨んだ政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れる任務を、CIA工作員のマット・グレイヴァーに命じる。それを受けてマットは、カルテルへの復讐に燃える旧知の暗殺者アレハンドロに協力を要請。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかしその極秘作戦は、敵の奇襲やアメリカ政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招いてしまう。メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務と復讐心、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面していく……。

監督:ステファノ・ソッリマ
脚本:テイラー・シェリダン
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー、ジェフリー・ドノバン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、キャサリン・キーナー
アメリカ/122分/PG12

2月22日[金]公開『あの日のオルガン』

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子どもたちを守るために、保育園ごと疎開させる。知られざるヒロインたちの実話を映画化。

1944年の東京。20代を中心とした若手保母たちが、子どものいのちを守るため、53人の園児を連れ、まだ誰もやったことのなかった集団疎開を敢行したいわゆる「疎開保育園」の事実はあまり知られていない。これは、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語。大切ないのちを未来へつなぐことを願い、毎日を必死で戦った保母たち。強い信念で時代を切り拓いていった彼女たちの生き様は、時を越えて今を生きる我々を魅了し、大きな勇気と希望を与えてくれる。
主演は、目覚ましい活躍を続ける実力派女優・戸田恵梨香と、女優・歌手としてフィールドを広げる大原櫻子。また、今後の映画界を牽引する期待の新鋭俳優たちが共演し、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら日本を代表する俳優たちが脇を固める。メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。
戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。最初は反発していた親たちも、子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で保母たちに我が子を託すことを決意。しかし、ようやく見つかった受け入れ先はボロボロの荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。そんな願いをよそに1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を襲来。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。

監督・脚本:平松恵美子
出演:戸田恵梨香、大原櫻子、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功、ほか
日本/119分

2月23日[土]公開『モルゲン、明日』

モルゲン、明日公式サイト

■初日舞台挨拶開催決定!

・2/23(土)上映10:30〜

・登壇者:坂田雅子監督(須坂出身)

※上映後舞台挨拶

過去に学び、未来を拓く。ドイツ市民のエネルギー革命。

福島第一原発の事故から3ヶ月後の2011年6月、ドイツは2022年までにすべての原発を廃炉にすることを決めた。一方、当事国の日本では事故収束の糸口も見えないまま再稼動が始まり、原発輸出の話さえ出ている。両国の違いはどこからくるのだろう。答えを求めて「私」はドイツに向かった。そこで出会ったのは、都市で、村で、学校で、教会で脱原発と自然エネルギーへ情熱を燃やし、実践する多くの人々。第二次世界対戦での自国の行いを深く反省し、1968年の学生運動をきっかけに芽生えた反原発・環境保護の意識と情熱を政治に反映し、次世代につなげようとしている彼らの姿は、世界は市民の手で変えられると教えてくれる。
福島第一原発の事故を受け、亡き母の脱原発の遺志を胸に製作した前作『わたしの、終わらない旅』でフランス、マーシャル諸島、カザフスタンと核に翻弄された人々を訪ねた坂田雅子監督が、次なる旅の目的地に選んだのは、欧米主要国の中でいち早く脱原発を宣言し、再生可能エネルギーへとシフトしたドイツ。初作品の『花はどこへいった』以降、大国の犠牲となった人々を描き続けてきた坂田監督が、権威を盲信せず、自分で考え、自ら行動を起こし続けるドイツ市民の戦後の軌跡を辿り、見出したMorgen, 明日への希望とは──。

※Morgen(モルゲン)=「明日」を意味するドイツ語

企画・監督・撮影:坂田雅子
日本/71分/ドキュメンタリー