【上映】11/22(金)~11/28(木)
【料金】通常料金
2024年/日本/190分
【監督・脚本】田中稔彦
【出演】鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美/田中稔彦
邦画史上初!ロッテルダム国際映画祭 最優秀作品賞 単独受賞!190分の旅路の果てで、あなたは無音の音を聴くだろう。静かに心が揺さぶられる、衝撃の映画体験。
東京と北海道を舞台に、出会うはずのなかった2人の男女の物語。彼女らをとりまく周りの人々は、様々な問題をかかえる者達だった。障害を抱えた子を持つ夫婦、行き場のない不倫関係を続ける男女、子を愛せなかった母親、弟の苦悩に寄り添えなかった兄。コロナ禍で葛藤を抱える舞台俳優、性同一性障害に悩む者、そして耳が聞こえない風景写真家。人は誰かと繋がる事で自分の存在価値を見出そうとするが、そうする事で脆く崩れていく人間模様。人間の脆さや弱さを、自然の美しさと対を成すように描いたヒューマンドラマ。
自分の存在の希薄さを感じながら生きていた光莉は、ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれる。光莉は衝動的にその写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかと依頼する。彼女の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと僕は、耳が聴こえません。なので喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。光莉と真斗。それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして、脆く崩れていく。
★第53回ロッテルダム国際映画祭タイガーコンペティション部門 最優秀作品賞(タイガーアワード)受賞
【イベント】オンライン舞台挨拶
■日時
11月23日(土・祝)13:00の回 上映後、オンライン舞台挨拶(終了予定16:35)
■ゲスト
田中稔彦監督(監督・脚本・出演)
池田彰夫さん(監督補・撮影・出演)
■料金:通常料金
・各種割引サービス利用可
※各種招待券・ポイント鑑賞不可
■予約受付あり
イベント参加のご予約できます。
・劇場窓口 または お電話 からご予約下さい。
・ご予約の際は、お名前とご連絡先をお伝え下さい。
長野相生座・ロキシー[TEL 026-232-3016]
■注意事項
・予約が定員に達した場合、当日の受付はございません。
【ゲストプロフィール】
田中稔彦(たなか としひこ)
大学在学中、University of Michiga Ann Arbor ビジネススクールに留学。卒業後、三井住友銀行に就職するも1年で退職し俳優に転身。その後舞台を中心に俳優業に専念。新型コロナウィルスの影響により舞台業界がストップしている中、独学で動画撮影・編集技術を学びドローン免許を取得した。試験的に短編作品を撮影していたが、2022年より長編映画『莉の対』の制作に取り掛かる。同年、株式会社No Saint.&Bloom設立。
本作ではプロデューサーでもありながら監督・脚本・出演・撮影・編集を兼任し映画制作を0から、全てのセクションを経験した。映画業界デビューとなった『莉の対』はロッテルダム国際映画祭で最優秀作品賞であるタイガーアワードを受賞した。現在、北海道を舞台とした長編映画『朱鞠』および三作目を制作中であり『北海道三部作』の完成を目指す。自然の美しさと人間の仄暗い側面との対比を感情的に描写することが田中独自の芸術スタイルとなっている。
池田彰夫(いけだ あきお)
国家資格である柔道整復師の資格を取得し整体師として働くが、その後俳優に転身。舞台を中心に活動。2020年頃から、独学で動画撮影・編集技術を学び2022年より田中と共に長編映画『莉の対』の制作に取り掛かる。
本作では制作の要でありながら監督補として現場を支え、またメインキャストとしても出演。田中が出演しているシーンは、監督としてディレクションを行う傍ら撮影も行うなどマルチに活躍した。2024年には、自身が監督を務める短編制作を企画している。
〒380-0833
長野県長野市権堂町2255
当館は権堂アーケード通り中央にあります。
★ 電車
・ 長野電鉄 「権堂駅」 にて下車 徒歩約3分
・ JR長野駅より徒歩15分
★ バス
JR長野駅より
・ 長電バス 「権堂入口」 にて下車。劇場まで徒歩3分
・ ぐるりん号
・ 川中島バス (長野駅より、路線10・16・17を推奨)
★ 車
・ 須坂・長野東インター 車で約15分