7月3日[土]公開 『ハイゼ家 百年』

ハイゼ家 百年

公式サイト

第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門カリガリ賞(最高賞)受賞。

遠い未来から家族の遺品を見つめるドイツ百年、全5章218分の家族史。

本作品は旧東ドイツ出身の映画監督トーマス・ハイゼの家族が19世紀後半から保管してきた遺品(日記、手紙、写真など)を使い、ハイゼ家が歩んだ激動の百年を監督自らのモノローグで3時間38分語る驚異的な作品である。家族の遺品が伝える歴史は第一次世界大戦に始まり、ホロコーストによって引き裂かれた家族の過去、熾烈を極めた空襲、戦後のシュタージ(秘密警察)による支配、そして、ベルリンの壁崩壊後も終わらない戦争と分断に失望する東ドイツの人々の感情について語る。作中に積み重ねられた言葉は戦争証言にとどまらず、分断や差別、言論の自由、ジェンダー論、そしてアイデンティティの問題など現代的なテーマに及ぶ。ベルリンの壁崩壊から30年目に完成した21世紀映画史に名を刻む大作ドキュメンタリー。

監督:トーマス・ハイゼ
2019年/ドイツ・オーストリア/218分(別途 途中休憩あり)/ドキュメンタリー

【上映】7/3(土)〜7/16(金)

【料金】一般:2300円/シニア:2000円/学生:1800円/会員:1800円
各種サービスデー:1800円/障がい者手帳割引:1800円
※上記以外の割引サービス・招待券不可。

【前売券】1800円
特典:"家族の遺品"ポストカード

 

【イベント】トークイベント

本作配給サニーフィルム代表・有田浩介さんのトークイベントを開催。

■日時
2021年7月4日(日)13:30の回 上映後、イベント

※イベント上映回は招待券不可。

■ゲスト
有田浩介さん (配給:サニーフィルム代表)

■入場者制限
定員:30名

■注意事項
・新型コロナウィルス感染予防対策を行います。
・ご来館前の検温、ご自身の体調を確認のうえ、発熱や咳などの症状がある場合はご来館をお控えください。
・ご来場のお客様はマスクの着用をお願いします。
・新型コロナの状況により、急遽内容を変更する場合があります。

■予約受付あり
イベント参加のご予約できます。
・劇場窓口 または お電話 からご予約下さい。
・ご予約の際は、お名前とご連絡先をお伝え下さい。

長野相生座・ロキシー[TEL 026-232-3016]

 


 

『ハイゼ家 百年』公開記念 特別上映トーマス・ハイゼ監督初期作品 特別上映トーマス・ハイゼ監督の初期2作品を7/3(土)と7/4(日)の2日間限定で特別上映。

ベルリンの壁が崩壊するまで上映が禁止されてきたハイゼ監督の80年代の東ドイツに焦点を当てた作品は、掘り起こされたタイムカプセルのように社会主義が根付いた東ドイツを現代に蘇らせます。知られざるハイゼ監督の素顔と、作品が制作された背景にある今はなき社会主義国家・東ドイツに迫ります。
※日本初公開作品

 

■上映作品
『家』(1984年/56分)
ドイツ民主共和国首都ベルリン・アレクサンダー広場にある区役所。職業や生活の相談に訪れる人々。ある華奢な女性に太った男性職員がライプツィヒの高学歴の学者と結婚しろと茶化す。そこへ字幕が、“ジョークだね。自分たちの人生は自分で決める”と挿入され、リアルな対話が多面的に提示される。生活に困窮する若者に自由ドイツ労働総同盟に参加することだけを勧める大人の怠惰な様子。結婚式場にはホーネッカーの写真が貼られ、社会主義国家を生きる普通の人々の生活感が克明に捉えたまさに記録映画。

 

『人民警察』(1985年/60分)
4月の復活祭(イースターホリデー)を直前に控えた人民警察内部。警官はコーヒーを飲みながらアイスホッケーや映画のラブシーンに見入っている。働く大人たちは無気力に日々を送り、働かない若者は体制反撥者となる。彼らに共通するのは現在も将来も見えない漠然とした不安の中で思考停止してしまった姿なのかもしれない。監督はまだ10代前半の男の子に将来の夢を訪ねる。男の子は目を輝かせながら人民警察で働くと語る。この男の子も今は50歳となっているだろう。そしてこの子が成人する時には社会主義体制だったドイツ民主共和国は消えてしまった。

 

■料金
1作品:一般1300円 / シニア・学生・会員1000円