10月31日(金)公開『炎はつなぐ』

公式サイト

【上映】10/31(金)~11/13(木)

【料金】通常料金

2025年/日本/122分/ドキュメンタリー

【監督】大西暢夫

知られざる職人の技を求めて、写真家・大西暢夫が全国を駆け巡った旅の記録

本作は、写真家としてこれまで二十数冊の写真集や著書を出版し、『水になった村』『オキナワへいこう』などのドキュメンタリー映画を製作・監督してきた大西暢夫の長編ドキュメンタリー映画の最新作になる。

ライフワークとして15年以上にわたり取材を続けてきた日本全国150カ所以上の職人たち中から30カ所に絞り込み長期取材を敢行、最終的に14の職人たちの技を映画にまとめた。

お蚕さんと呼ばれる養蚕農家、蝋の原料となるハゼの実を収穫するちぎりこさん、ハゼ蝋職人、藍染職人、藍染用の藍を生産するすくも職人、和紙の原料であるミツマタを栽培する農家、和紙職人、和紙職人が漉いた極薄の和紙を使って金箔を打つ金箔職人、仏具に金箔を漆で貼り高級仏壇に仕上げるヌッシャと呼ばれる塗師、その漆を集める漆かき職人、灯芯草から和ろうそくの芯をとり出す灯芯引き職人、灯芯を燃やして煤を集めて墨を作る煤職人、蚕からとった生糸を何重にも重ねて真綿の布団を作る真綿職人。そして、こうした職人たちの手を経て集められた材料を使い1本の和ろうそくを作る和ろうそく職人まで、日本の技術と文化を底辺で支えてきた伝統工芸の職人技が、謎解きのようにつながり、最後に和ろうそくの炎のゆらぎの意味が明かされる。

1本の和ろうそくを作るまでに、全国の職人たちがそれぞれのパーツを作り、それらの廃材すらも人々の生活の道具として再利用される。現代社会が忘れてしまった“循環する日本の伝統工芸”がどのように今も息づいているのか。これは、そんな問いを抱えて大西暢夫が日本全国を駆け巡った旅の記録にもなっている。


【イベント】『炎はつなぐ』舞台挨拶

舞台挨拶は終了しました

■日時

①11月1日(土)10:00の回 上映後、舞台挨拶(終了予定12:40)

②11月2日(日)13:10の回 上映後、舞台挨拶(終了予定15:50)

※舞台挨拶後にサイン会を予定

■両日ゲスト

大西暢夫監督

[ゲストプロフィール]

大西暢夫(おおにし・のぶお)

1968年生まれ。岐阜県池田町出身。東京綜合写真専門学校を卒業し、写真家・映画監督の本橋成一氏に師事。29歳で独立。その後、フリーカメラマンに。日本最大のダム建設に翻弄される岐阜県徳山村をはじめ、全国各地のダムに沈む村の取材を同時に始める。ほかに精神科病棟に長期入院する患者さんや、東日本大震災、障害者施設や職人など、根底には、『衣食住』をテーマにしている。そのほかにもドキュメンタリー映画も制作している。2025年日本写真協会賞受賞。現在は、雑誌連載、映画制作、執筆など。

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住所

〒380-0833
長野県長野市権堂町2255

アクセス

当館は権堂アーケード通り中央にあります。

★ 電車
・ 長野電鉄 「権堂駅」 にて下車 徒歩約3分
・ JR長野駅より徒歩15分

★ バス
JR長野駅より
・ 長電バス 「権堂入口」 にて下車。劇場まで徒歩3分
・ ぐるりん号 
・ 川中島バス (長野駅より、路線10・16・17を推奨)

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・ 須坂・長野東インター 車で約15分