10月14日公開「少女ファニーと運命の旅」

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ナチスドイツ支配下のフランスからスイスの国境を目指した少女ファニーと子供たちの“実話から生まれた”感動の物語。

ファニーのモデルとなったのは、実在の女性ファニー・ベン=アミ。第二次世界大戦中に子供たちだけでフランスからスイスへと逃げたという驚くべき実体験を綴った自伝を出版、たちまち話題を集め映画化が実現した。
1943年、ナチスドイツの支配下にあったフランス。13歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い二人の妹と共に両親と別れ、支援者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ある日、心無い密告者の通報により、子供たちは別の施設に移ることになる。やがてそこにもナチスの手がおよび、ファニーたちはスイスへ逃れようと列車を乗り継ぐが、厳しい取り締まりのなか引率者とはぐれてしまう。取り残された9人の子供たちのリーダー役となったファニーは、運命に翻弄されながらもいくつもの窮地を乗り越え、ひたすら国境を目指す。しかし追っ手は彼らのすぐそばまで迫っていた―。

 

監督:ローラ・ドワイヨン
出演:レオニー・スーショー、セシル・ドゥ・フランス、ステファン・ドゥ・グルート、ライアン・ブロディ

10月14日公開「きっと、いい日が待っている」

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デンマーク・アカデミー賞最多6部門受賞。1967年、デンマーク。これは、ある幼い兄弟の勇気が起こした奇跡の実話。

1960年代に実際に起こった実話を基に、デンマークで史上最高視聴率を獲得したテレビドラマ「THE KILLING/キリング」のスタッフとキャストが集結。監督は、ラース・フォン・トリアーの製作会社の俊英、イェスパ・W・ネルスン。主人公の幼いふたりの兄弟、エリックとエルマーは児童養護施設に預けられたことをきっかけに、平穏な人生を一瞬のうちに奪われてしまう。独裁的で閉鎖された施設の中でも、夢と希望を持ち続け、反旗を翻そうとするひたむきな少年たちの姿が感動を呼ぶ。イェスパ・W・ネルスン監督は、本作を旧約聖書に出てくる「ダビデとゴリアテ」のように、弱小な者が強大な者を打ち負かす物語だと語る。幼い兄弟たちは、初めて感じる絶望や恐怖を乗り越え、自分たちの力で未来を切り拓いていく。
1967年、コペンハーゲン。労働者階級家庭の兄弟、13歳のエリックと10歳のエルマーは、病気の母親と引き離され、男児向け養護施設に預けられるが、施設では、しつけという名のもとの体罰が横行していた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからイジメの標的にされてしまう。弟のエルマーは病を抱えながら宇宙飛行士になるという夢を持っており、エリックは複雑な思いを抱いていた。ある日、叔父が「一緒に暮らそう」と施設を訪ねてくるが、ヘック校長に一蹴されてしまう。悲観したエリックとエルマーは施設からの逃亡を図ろうとするが…。

 

★2017年デンマーク・アカデミー賞 作品賞/オリジナル脚本賞/助演男優賞/助演女優賞 /美術賞/衣裳賞★
監督:イェスパ・W・ネルスン
出演:ラース・ミケルセン、ソフィー・グローベル、ハーラル・カイサー・ヘアマン、アルバト・ルズベク・リンハート
■PG12

10月14日公開「台湾萬歳」

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台湾三部作、15年の時をかけて遂に完結。いかなる時代にも 海に大地に人生を捧げ まっすぐに生きてきた人々の物語。

台湾は1895年から1945年までの51年間、日本の統治下にあった。時は経て、東日本大震災の際、台湾から200億円を超える義援金が寄せられたことは記憶に新しい。私たちは歴史的経緯をものともしない台湾の人々の思いやりに言葉を失ってしまう。
酒井充子監督は、台湾三部作の幕開けとなった『台湾人生』では、激動の歴史に翻弄された5人の日本語世代たちの日本統治時代、戦後の国民党独裁時代を経て現在に至るまでの人生に焦点を当て、『台湾アイデンティティー』では、第二次世界大戦、二二八事件、白色テロという歴史のうねりによって人生を歩み直さなくてはならなかった6人を通して台湾の戦後の埋もれた時間を描き出した。
そして最終章…。時代が変わろうとも、台湾の海に、大地に向き合い、汗を流して 生きてきた人々がいる。本作では「変わりゆく台湾」を描いた前2作に呼応するかのように「変わらない台湾」の姿を尊敬の念を込めて描いた。台湾の原風景が色濃く残る台東縣―。そこで暮らす人々の生活の中心には今でも「祈り」、「命への感謝」、「家族」がある。いつしか日本人が失いつつあるものが、かつて<麗しの島>と呼ばれたこの島に生きている。台・湾・萬・歳。

 

監督:酒井充子

10月7日公開「幼な子われらに生まれ」

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血のつながらない家族、血のつながった他人。つまづき、傷つきながらも幸せを紡いでいく大人たちの、アンサンブルムービー。

数々のベストセラーを手がけている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説「幼な子われらに生まれ」。『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松と映画化の約束を交わし、その脚本が『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などで幸せの瞬間を繊細に、丁寧に紡いだ映画で多くの観客の心に感動を届けてきた三島有紀子の手に渡り、ついに映画化が実現した。
バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信。妻・奈苗は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳との間にもうけた実の娘と3カ月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言―「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田と会う決心をするが…。

 

★第41回モントリオール世界映画祭 審査員特別大賞★
監督:三島有紀子
脚本:荒井晴彦
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
出演:浅野忠信、田中麗奈、寺島しのぶ、宮藤官九郎、水澤紳吾、池田成志、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽

10月7日公開「パターソン」

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ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの最新作。
何気ない人々の日常を絶妙なユーモアと飄々とした語り口で切り取り、優しさと美しさに溢れた物語。

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に芽生える詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見変わりのない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。

 

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏、ほか

9月30日公開「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

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『英国王のスピーチ』の製作陣が贈る世界で一番心温まる実話をもとにした感動作。

映画の主人公は、本国イギリスではもはや大スター猫の一人(匹?)のボブ。原作の彼を主人公にしたノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」は12年3月にイギリスで出版されると、ザ・サンデー・タイムズ紙のベストセラー・リストに76週間連続でランクインする記録を樹立。30を越える地域で出版され、販売部数は世界中で500万部、続編2冊を合わせると計1000万部を越える大ベストセラーとなっている。
ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていた、ホームレスのジェームズ。薬物依存で親にも見放され、生きる希望も持てずにいた彼の前に現れたのが一匹の茶トラの猫、ボブだった。出会った瞬間から不思議とジェームズに懐いたボブは、ジェームズに生きる希望とチャンスをもたらす。拾った猫に救われて、捨て鉢の人生が一変。まさに「猫の恩返し」とでも言いたくなる世界で一番心温まる奇跡の実話。ボブ本人も劇中、ボブ役としてほとんどのシーンを撮影、愛らしい姿を披露する。

 

監督:ロジャー・スポティスウッド『シックス・デイ』『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』
原作:「ボブという名のストリート・キャット」(辰巳出版)
出演:ルーク・トレッダウェイ、ジョアンヌ・フロガット、ルタ・ゲドミンタス、アンソニー・ヘッド

9月9日公開「散歩する侵略者」

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日常が異変に巻き込まれる。想像をこえたサスペンス。

国内外で常に注目を集める黒沢清監督が劇作家・前川知大氏率いる劇団「イキウメ」の人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイディアをもとに、誰も見たことがない、新たなエンターテインメントが誕生しました。
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井は取材中、天野という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高校生・立花あきらの行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。

 

第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品
監督:黒沢清
原作:前川知大「散歩する侵略者」
出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、ほか