12月9日公開「エンドレス・ポエトリー」

エンドレス・ポエトリー公式サイト

世界に潜むマジック・リアリズムを追い求め続けるホドロフスキー監督が、観る者すべてに贈る、“真なる生”への招待状。88歳、進化し続ける巨匠の新作は、「生きること」を全肯定する<映画の魔法>に満ちた青春映画!

本作はフランス、チリ、日本の共同製作で、新作を望む世界中のファン約1万人からキックスターター、インディゴーゴーといったクラウド・ファンディングで資金の多くを集めて製作された、まさに待望の新作。撮影監督は『恋する惑星』(94年/ウォン・カーウァイ監督)など、手持ちカメラを使った独特の映像で知られるクリストファー・ドイル。自身の青年時代を虚実入り交じったマジック・リアリズムの手法で瑞々しく描き、「生きること」を全肯定する青春映画の傑作。
舞台は故郷トコピージャから首都サンティアゴへ。父親との軋轢や自身の葛藤を抱えた青年アレハンドロは、初めての恋や友情、古い規則や制約に縛られない若きアーティストたちとの出会いと交流を経て、囚われた檻から解放され詩人としての自己を確立する。

 

監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』『リアリティのダンス』
出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、ブロンティス・ホドロフスキー、レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ

■R-18

12月9日公開「婚約者の友人」

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『8人の女たち』『スイミング・プール』フランソワ・オゾン監督最新作。モノクロ×カラーの映像美が仕掛ける頭脳と心を揺さぶる極上のミステリー。

殺人事件と共に女性の心理までも解き明かそうとした『スイミング・プール』から13年、フランソワ・オゾン監督が前作を超える本格的かつエレガントなミステリーを完成させた。本国フランスで大ヒットを記録し、メディアからも「偉大な作品」「傑作」と最高峰の賛辞を贈られた最新作がいよいよ公開。
1919年、戦後のドイツ。婚約者フランツを亡くしたアンナは、ある日、彼の墓の前で泣いている見知らぬ男に出会う。パリで知り合ったと語る男の名はアドリアン。2人の友情に心癒されていくアンナだったが、彼に“婚約者の友人”以上の想いを抱いた時、男は自らの“正体”を告白する。しかしそれは次々と現れる謎の幕開けに過ぎなかった―。

 

監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:ピエール・ニネ、パウラ・ベーア

12月9日公開「南瓜とマヨネーズ」

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恋愛漫画の金字塔にして、魚喃キリコの代表作、待望の映画化。2つの恋に揺れる、痛くて愛おしい“わたしたちの”ラブストーリー。

夢を追いかける恋人せいいちと、忘れられない昔の男ハギオとの間で揺れる女性ツチダの繊細な心情を痛々しいほどリアルに描いた漫画家・魚喃キリコの代表作『南瓜とマヨネーズ』。脆くこわれやすい日常が、あたりまえに続いていくことの大切さを説くこの恋愛漫画の金字塔を、『乱暴と待機』『ローリング』で知られる鬼才・冨永昌敬監督が実写映画化。ミュージシャンを目指す恋人の夢を叶えるため、密かにキャバクラで働くツチダを演じるのは、臼田あさ美。ツチダの現在の恋人せいいち役には太賀、自由奔放で女好きな昔の恋人・ハギオ役をオダギリジョーが演じ、原作の持つ世界観を忠実に再現した。
ライブハウスで働くツチダは同棲中の恋人せいいちがミュージシャンになる夢を叶えるため、内緒でキャバクラで働きながら生活を支えていた。一方で、自分が抜けたバンドがレコード会社と契約し、代わりにグラビアアイドルをボーカルに迎えたことに複雑な思いを抱え、スランプに陥っていたせいいちは、仕事もせず毎日ダラダラとした日々を過ごす。そんなとき、ツチダはお店に来た客、安原からもっと稼げる仕事があると愛人契約をもちかけられる。ある晩、隠していた愛人からのお金が見つかってしまい、ツチダがその男と体の関係をもっていることを知ったせいいちは働きに出るようになる。そして、ツチダが以前のようにライブハウスだけで働きはじめた矢先、今でも忘れられない過去の恋人ハギオが目の前に現れる。蓋をしていた当時の思いが蘇り、過去にしがみつくようにハギオとの関係にのめり込んでいく。

 

監督・脚本:冨永昌敬
原作:魚喃キリコ『南瓜とマヨネーズ』(祥伝社フィールコミックス)
出演:臼田あさ美、太賀、オダギリジョー、浅香航大、若葉竜也、大友律、清水くるみ、岡田サリオ、光石研

12月2日公開「エタニティ 永遠の花たちへ」

エタニティ 永遠の花たちへ公式サイト

『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督が、花と緑に囲まれたフランスの美しい邸宅を舞台に3世代の女性たちの命の輝きを描く感動の物語。

ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルドの結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエルと夫のシャルルとも頻繁に交流するようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める─。
ヴァランティーヌには『アメリ』のオドレイ・トトゥ、マチルドには、『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン。ガブリエルには、『アーティスト』のベレニス・ベジョ。その美しさと類稀なる演技力で世界から称賛される、フランスの3大女優の稀有なる共演で贈る人生賛歌。

 

監督:トラン・アン・ユン
出演:オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ、ジェレミー・レニエ、ピエール・ドゥラドンシャン

12月2日公開「笑う故郷」

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アルゼンチンの田舎町を悲喜劇の渦が呑み込む!世界各国の映画賞に輝く人間模様の傑作!

2016年度ヴェネチア映画祭でのスタンディング・オベーションが異例の長さで話題をさらったアルゼンチン映画「笑う故郷」。まるで濃い目のエスプレッソのようにコクのある緻密なストーリー展開、繰り広げられる人間模様に描かれるのは、笑うに笑えず、泣くに泣けない、可笑しさと哀しさ…。目の肥えた映画祭の観客の心をわし掴みにしたのだ。また作品の高評価とともに注目を集めたのが主演のオスカル・マルティネス。圧倒的な彼の演技はまさに一世一代の名演技と、文句なしの主演男優賞の受賞となった!
アルゼンチン出身のノーベル賞作家ダニエルは、故郷の田舎町サラスからの招待を受け、40年ぶりに遥々スペインから帰郷する。国際的文化人ダニエルの帰郷に沸き上がるサラス。懐かしい故郷は、彼に「名誉市民」の称号を与え、人々は暖かく迎え入れてくれる。青春時代を過ごした田舎町、旧友たちとの昔話、初恋の人との感傷的な再会…。町の絵画コンクールの審査員長も依頼され、故郷の英雄に熱い視線を送る若い女性なども出現し、ダニエルの帰郷は心地よい驚きと、秘密の喜びまでも味わっていた。だが、ふと気づいてみると、彼を取り巻く事態は、いつの間にか思いもよらぬ方向へと方向転換しはじめ、田舎町サラスと国際人ダニエルは悲喜劇の渦に呑み込まれることに…。

 

★2016ヴェネチア国際映画祭主演男優賞★
★2016アルゼンチンアカデミー賞最優秀脚本賞★
★2017ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)最優秀イベロマロウ文化賞★

監督・プロデューサー・撮影:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
出演:オスカル・マルティネス、ダディ・ブリエバ、アンドレア・フリヘリオ

アンコール上映[12月2日〜15日迄]「原田要 平和への祈り 元ゼロ戦パイロットの100年」

原田要【アンコール上映】.jpg公式サイト

12/2(土)〜12/8(金)
上映/連日10:10より

12/9(土)〜12/15(金)
上映/連日10:50より

太平洋戦争中、日本海軍の主力戦闘機「ゼロ戦」に搭乗し、多くの敵機を撃墜した名パイロット原田要。「殺さなければ殺される」―その思いで必死に戦い抜いた。戦後は幼児教育に情熱を注いだ一方、自らの戦争体験を後世に伝えることを使命とし、平和や命の尊さを訴えつづけた。波乱に満ちた原田要の生涯を通して、あの戦争とは、あの時代とは何だったのかを改めて問い直す。

 

監督:宮尾哲雄
語り:檀ふみ

■料金:一般1800円/大・高生1000円/小人800円/シニア1000円

障がい者手帳をお持ちの方 800円

各種割引サービス利用可

11月25日公開「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」

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「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けた佐古忠彦初監督作品。作品の主旨に共感した坂本龍一による、オリジナル楽曲書き下ろし。語りには、名バイプレイヤー、大杉漣が参加。アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男、瀬長亀次郎のドキュメンタリー映画。

第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人"弾圧"を恐れず米軍にNOと叫んだ日本人がいた。「不屈」の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー瀬長亀次郎。民衆の前に立ち、演説会を開けば毎回何万人も集め、人々を熱狂させた。彼を恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家、亀次郎。その知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていくドキュメンタリー。
2016年TBSテレビで放送されたドキュメンタリー番組が、第54回ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得ており、映画化を熱望する声を受けて、追加取材、再編集を行って映画化。沖縄戦を起点に、今につながる基地問題。27年間にわたったアメリカの軍事占領を経て、日本復帰後45年が経っても、なお基地が集中するなか、沖縄の人々が声を上げ続ける、その原点…。それは、まさに戦後の沖縄で米軍支配と闘った瀬長亀次郎の生き様にあった。JNNだからこそ保存されていた貴重な未公開映像やインタビュー、そしてアメリカ取材を交えて描き切る。

 

監督:佐古忠彦
語り:山根基世、大杉漣
テーマ音楽:「Sacoo」作曲・演奏 坂本龍一