4月19日(金)公開『かづゑ的』

公式サイト

【上映】4/19(金)~5/9(木)

【料金】通常料金

2023年/日本/119分/ドキュメンタリー

【監督】熊谷博子

【ナレーション】斉藤とも子

10歳からハンセン病療養所で生きる宮﨑かづゑさんの、長い道。

瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていない。それでも、買い物や料理など周囲の手を借りながらも自分で行う。「本当のらい患者の感情、飾っていない患者生活を残したいんです。らいだけに負けてなんかいませんよ」と力強く語るかづゑさん。患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。家族の愛情と、たくさんの愛読書が、絶望の淵から引き上げてくれた。そして夫の孝行さんと出会い、海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。かづゑさんはいつも新しいことに挑戦している。そしてどこか可愛いらしい。78歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となる『長い道』(みすず書房)を出版。類まれな表現力で日常を瑞々しく綴り、版を重ねている。90歳も半ばになったかづゑさんは言う、「できるんよ、やろうと思えば。」

『三池 終わらない炭鉱の物語』や『作兵衛さんと日本を掘る』など長く炭鉱に関わる人々を追い続けてきた熊谷博子監督があらたに出会ったのは、ハンセン病回復者の宮﨑かづゑさんだった。撮影初日、かづゑさんは「いい格好していては本物は出ません。だからお風呂も撮ってね」と監督とスタッフに話しかけた。そこまでさらけだしてくれる彼女の覚悟を受け止め、文字通り裸のままのかづゑさんを撮らせてもらう日々が始まった。そこから8年もの歳月、長島愛生園に通うこととなる。厳しい人生をたくましく生き抜いてきた彼女に寄り添うことで見えてきたものとは——

【イベント】舞台挨拶は終了しました

舞台挨拶は終了しました

■日時

4月21日(日)12:20の回 上映後、舞台挨拶(舞台挨拶後、サイン会予定)

■ゲスト

熊谷博子監督

長野相生座・ロキシーSNS

長野相生座・ロキシー

住所

〒380-0833
長野県長野市権堂町2255

アクセス

当館は権堂アーケード通り中央にあります。

★ 電車
・ 長野電鉄 「権堂駅」 にて下車 徒歩約3分
・ JR長野駅より徒歩15分

★ バス
JR長野駅より
・ 長電バス 「権堂入口」 にて下車。劇場まで徒歩3分
・ ぐるりん号 
・ 川中島バス (長野駅より、路線10・16・17を推奨)

★ 車
・ 須坂・長野東インター 車で約15分