【上映】6/26(金)~7/2(木)
【料金】通常料金
2024年/台湾/93分/ドキュメンタリー
【監督・撮影】ホァン・ミンチェン、リェン・チェンフイ
【プロデューサー】リェン・チェンフイ
【出演】チェン・ユウチェー
台湾の記憶をたどる 彼の最期から半世紀——民主化とともにその名が刻まれた。時を経て語られる、激動の時代を歩んだ一人の男の生涯
湯徳章(トゥン・テッチョン)1907年、日本人の父と台湾人の母のもとに生まれた。警察官として社会に身を置くが、その後、日本にわたって司法を学び弁護士資格を取得。台南に戻り、弁護士として人々のため尽力した。1947年、二二八事件が勃発し、湯徳章は身を挺して混乱の収拾に尽力し多くの市民を守ったが、軍に逮捕され拷問を受け、町中を引き回されたうえで台南市の中心部にある民生緑園(現・湯徳章記念公園)で公開処刑された。40歳という若さであった。
台南には、湯徳章の名を冠した旧居や道路が残されているが、多くの台湾人、さらには台南の地元住民でさえ、彼の人物像を知る者は少ない。 映画は彼の足跡をたどる旅に観客を導いていく。息子(養子)や姪、果物屋の店主、ジャーナリスト、歴史家、作家、当時の新聞記事…。彼と関わりのあった人々の証言や記録を紐解きながら湯徳章の人物像、そして彼が歩んだ人生の輪郭を少しずつ浮かび上がらせていく。台湾の未来を切り開こうとしながらも、その志を果たす前に命を奪われた彼の想いとは——。これは、湯徳章のアイデンティティを探求する物語だけではない、台湾の記憶をたどる物語。
台湾で生まれ育った日本人たちの望郷の想いを記録したドキュメンタリー映画『湾生回家』の黄銘正(ホァン・ミンチェン)監督が、連楨惠(リェン・チェンフイ)とともに、共同監督として5年の歳月をかけて制作した最新作。日本統治下そして国民党による一党独裁体制——。台湾人のアイデンティティと向き合い、激動の時代を生き抜いた一人の男・湯徳章とはどういう人なのかという問いから、映画の物語は動き出す。現地にて綿密な取材を積み重ね、湯徳章を知る主要人物たちへ接していく過程を映画に取り入れることで、歴史上の人物と現実の生活を自然に結びつけ、日常感溢れるユーモアに満ちた作風に仕上がっている。一般的な歴史ドキュメンタリーの固定概念を覆すと同時に、湯徳章の人柄、生涯を時代の変化とともに、発見していくような構成で描き出した。また、当時を再現するシーンでは、監督であり俳優としても活躍する鄭有傑(チェン・ユウチェー)が湯徳章を演じた。
〒380-0833
長野県長野市権堂町2255
当館は権堂アーケード通り中央にあります。
★ 電車
・ 長野電鉄 「権堂駅」 にて下車 徒歩約3分
・ JR長野駅より徒歩15分
★ バス
JR長野駅より
・ 長電バス 「権堂入口」 にて下車。劇場まで徒歩3分
・ ぐるりん号
・ 川中島バス (長野駅より、路線10・16・17を推奨)
★ 車
・ 須坂・長野東インター 車で約15分